第39話:杖のくのいち
チャプタ―1
ここは、木材加工場である。
「これで、完成。」
「机と椅子と組み木。」
「ふっ。柱なら任せろ。」
「ドヤ顔しなくても。」
「相変わらず、ストレート。」
「後少しで、休憩だ。」
チャプタ―2
ここは、元麻布である。
そこには、ファーレが居た。
「さてと、しつこい力を。」
ファーレは、しつこい力を回収した。
「後は、私の力で。」
ファーレは、べドレン獣「べドレングラインダー」に変身した。
チャプタ―3
その頃、私は、バオエンOに乗って、麻布十番辺りを走っていた。
「どんな怪人?」
「グラインダーらしい。」
「研磨するあれ?」
「良くは、理解らないけど。」
「だったら、急ごう。」
「しっかり、つかまってな。」
バオエンOは、加速した。
チャプタ―4
ここは、六本木である。
そこには、べドレングラインダーが居て、街を破壊していた。
「ギュイーンッっと。クククッ。」
「ウワーッ。キャーッ。」
私は、そこへ辿り着いた。
「バオエンスタンバイ。」
私は、くのいちシミター ラケシスモードに変身した。
チャプタ―5
「そこまでよ。」
「な、何者だ?」
「破壊を叩く忍。杖のくのいちシミター。見参。」
「ダレデモイイ。」
べドレングラインダーは、十体ものダレデモイイを召喚した。
「ウヒャヒャ。」
「シュート。」
私は、ダレデモイイ達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―6
「円幻衝。べドレンスマッシャー。」
べドレングラインダーは、幻衝力のスマッシャーを放った。
「ウワーッ。何て鋭さ?」
「クククッ。一枚板にしてくれる。」
そこへ、一人の新たな正義の味方がやって来た。
「そんなにびびらないで。」
「えっ?」
「な、何者だ?」
「破壊を抑える忍。刀のくのいちセイバー。参上。」
「二人とも、研磨してくれる。」
「そいつは、どうかしら?」
「余裕?」
「円幻衝。べドレンスマッシャ」
「海龍の水烈。」
くのいちセイバーは、両手から、幻衝力の滝を発生させた。
「ヌオワーッ。」
「くのいちシミター。今よ。」
「バオエンガトリング。」
私は、バオエンガトリングを両手で持って構えた。
「聖幻衝。バオエンギフトフリュスターン。」
私は、べドレングラインダーを浄化した。
「し、しまった。フロイエン。」
べドレングラインダーは、ファーレに戻った。
「くっ。もう少しだったのに。」
ファーレは、消えるように去って行った。
くのいちセイバーは、既に去っていた。
「あの人は、一体?」
チャプタ―7
「ふざけるな。はーっ。」
デモクラシーは、宇宙を破壊し始めた。
「ウワーッ。キャーッ。」
「あの天体が?」
そこへ、バオエンラッサティリアがやって来た。
「只伊。デモクラシーを倒すぞ。」
「どうやって?」
「大自然の力でだ。」
「カイザーモード。」
私は、バオエンラッサティリアを人型に変形させた。
「バオエンフリート。」
バオエンフリートは、私を宇宙へ向けて、投げ飛ばした。
チャプタ―8
私は、宇宙の果てへ辿り着いた。
「デモクラシー。あなたを浄化する。」
「出来るものか。はーっ。」
デモクラシーは、破壊の波動を放ったが、私は、ブレードギラーで
防ぎきった。
「大自然の力と私の力で。」
私は、大自然の癒しの力と自分の気と魔力と幻衝力を一つにした。
私は、デモクラシーの中へ突入した。
チャプタ―9
「ここが、デモクラシーの心の中?」
「しつこい力で、クククッ。」
「まるで、しつこい感情の塊。」
「相手を支配する力を悪用するから、我みたいな者が誕生する。
まあ、私も、元正義の味方だがな。」
「だったら、私が、この力で、癒して解放してあげる。」
「この檻から?」
「うん。だから、安心して。」
「ラケシスバオエンフリュスターン。」
私は、全ての力を解放した。
そして、その檻は、消滅した。
「ありがとう。くのいちシミター。」
私は、いつの間にか、脱出していた。
「し、しつこい力が、滅びてゆく。何という奇麗な輝き・・・。」
デモクラシーは、超新星爆発みたいに大爆発して消滅した。
チャプタ―10
ここは、東京ゲートウェイ駅の隠し部屋である。
そこには、首領と呼ばれている謎の人物が居て、お茶を飲んでいた。
「クククッ。デモクラシーを解放するとは。面白い奴だ。」
チャプタ―11
その頃、私は、バオエンOに乗って、そこへ向かっていた。
「真犯人が居るって、本当?」
「ああ。そいつの名前は、首領だ。」
「首領か。へえーっ。」
「とにかく、急ぐぞ。」
バオエンOは、加速した。
チャプタ―12
私は、東京ゲートウェイ駅へ辿り着いた。
そこには、十体ものライカン兵が居た。
「バオエンスタンバイ。」
私は、くのいちシミターに変身した。
「キエーッ。」
「えいっ。」
私は、手裏剣で、ライカン兵達を一掃した。
「キエーッ。」
私は、中へ侵入した。
チャプタ―13
中には、五十体ものライカン兵が居た。
「キエーッ。」
「忍法:毒迅炎。」
私は、術を唱えて、ライカン兵達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―14
そこへ、首領がやって来た。
「我が名は、首領。」
「何で、こんな事を?」
「それは、言えぬ。クククッ。」
「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」
私と首領は、互いに攻撃しまくった。
「ウワーッ。くっ。」
「やるな、お前も。幻衝光線。」
首領は、幻衝力の光線を放った。
「ウワーッ。」
「止めだ。喰らえ。必殺:一つ残し。」
首領は、五つの最中を四つ食べて、一つだけ残した。
「クククッ。ん、何故だ、何故ダメージを受けていない?」
「この技で。脚、幻、衝ーーーっ。」
私は、飛び上がってから一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。
「ヌオワーッ。」
首領の仮面は、真っ二つに割れて落下したが、その下に同じ物をかぶっていた。
「いつの日にかな。フハハハーッ。」
首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。
「あーっ。逃げたーっ。」
エピローグ
チャプタ―1
ここは、木材加工場である。
「只伊が戻って来てないです。」
「気にするな。きっと、戻って来るさ。」
「だと、良いんですけど・・・。」
「だな。」
チャプタ―2
私は、バオエンOに乗って走っていた。
場所は、想像に御任せしますって感じかな。
「結構、遠くまで来ちゃったね。」
「本当に戻らなくて良いのか?」
「まだ、そんな気分じゃない。」
「それもそうか。それじゃ、行こうぜ。」
バオエンOは、加速した。
破壊を叩く忍。杖のくのいちシミター。見参。
― 完 ―
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