ふらっと辿り着いた作品なんですが。とても深いテーマを扱った短編でした。特攻隊員の視点から、冥土への際どい旅路。僅か452文字の中に緊迫感と哀愁が凝縮されています。シンプルながらも深いテーマに迫る力強い描写で、一気にその場に引きまれてしまいました。短いながらも強烈な印象を残す良作だと思いました。