第72話 蟻の巣攻略1
あれから再生や体力回復の効果の高さを改めて実感するために半死鬼共に攻撃をさせたけれど、その攻撃のどれもが私の腕を千切り胴体を貫こうとも数十秒したら再生する程の驚異的な再生速度を誇るようになった。
それからというもの新たにスキルを習得しようとスキルポイントの画面を見てみてもあんまりおもしろいスキルは無さそうで、これからどうしようかと思っていた。何せこれからもやらないといけない事はまだまだ有るが、それでも何から手を付ければ良いのか迷っていた。
まぁ今の私が出来る事を再確認してみると、先ず常時発動している気配感知によって殆どの奇襲攻撃は無意味になって、近接は強いとも言えずかと言って弱いとも言えない所なんだよなぁ
何せさっき再生能力を確認するついでに近接を魔力縛りの素の身体能力のみで勝負したけど...まぁ身体能力事態では吸血鬼と言う事で、圧倒したけど棒術のスキルが上な影響で多分身体能力が同じだったら負けてただろうと言う事は確実に言える、それに半死鬼共の近接能力も決死て高いとは言えずそこの所をどうするかが問題だった。
まぁ先ずは近接を鍛えようと言う事で外に狩りに出る半死鬼共が相手だったら幾ら攻撃を与える様命令しても躊躇が発生してその影響で、攻撃が弱まったりと言う事が結構ある故に能力を伸ばすなら本気で攻撃してくる相手じゃ無いと話にならない。
「グゥォー」
そうして暫く探索していたら気配感知に引っかかって、そっちに走ってみると狼型の獣に出会ったたしかこの前に戦ったワイルドウルフの下位種的な存在が飛び出してきて、咄嗟に鑑定してみるとやはり全体的なスキルが一段階下であり尚且つ体躯も一回り小さく魔力も少ないまぁ本当に下位種が居た。
「まぁこの程度でも鍛えるのには使えるか」
そう呟きながら魔力縛りで戦ってみると意外にきつくて、私自身の攻撃力こそ足りてるものの相手は森林に慣れている獣であり相手のフィールドであった影響で、此方の方がかなり苦戦している状態になった。
「これまで私が魔力を使っていたから強くなっていたのを知らされるな」
私が魔力縛りをしてから爪も何もかもが一段階下になったように、スキルが弱くなった。まぁ当然として魔力を通す事で爪などのスキルは強くなっていたからそれが無けりゃ弱いのは当たり前だった。
《スキル<爪Lv5>が<爪Lv6>に上昇しました》
《アビリティスキル<引っ掻くLv2>が<引っ掻くLv3>に上昇しました》
「くそっ爪が脆い攻撃が弱い」
そう愚痴りながら戦っているがそれとは予想外にどんどんスキルが上がっていく今の戦闘でも爪と引っ掻くのこれまであんまりスキルレベルの上がってこなかったスキルが成長し始めたのだった。
これは魔力による強化に驕っていたからスキルレベルがあんまり成長しなかったのでしょうね。まぁ予想外とは言え良い成果だったしそろそろ倒しますかね。
そうして先ずウルフの目を引っ掻いたがそのまま毒で死んでしまった。
《スキル<毒攻撃Lv4>が<毒攻撃Lv5>に上昇しました》
《スキル<格闘Lv2>が<格闘Lv3>に上昇しました》
あぁそういえばありましたね毒攻撃...まぁこれまで毒攻撃が聞き始める前に倒すか戦わないかを続けていた影響で、すっかり忘れてましたしこれからはスキルをしっかり把握しないといけないなぁ
そう考えながら私の戦闘能力の不足を感じながら地面に座りながら思考する
先ず今の私は魔法と近接そして生産そのどれもが中途半端で弱い先ず近接をある程度の物にして、その後は魔法を強くしてその後は生産...はぁやる事が多いなぁ
そう呟きながら気配感知を使って次の獲物を探していると今度は多くの弱い気配が地中から発生しているのが分かった。
これは...もしかして蟻の様な生物かなぁ?まぁ戦闘能力を鍛えるには丁度よさそうだし戦ってみますかね。
そう呟きながら気配のした方に歩いて行ってみると地中に向かって大きな穴が広がっているのが分かった。
「...まぁ分かってましたけどね...やっぱり直接見てみるとここを通る虫ってどんだけデカいのやらあぁー行きたくないけどまぁ行きますかね」
そう喋りながら私は穴に向かって歩きだしたがそのすぐ後に穴の向こうから私の身長よりも若干デカい怖い顔を覗かせる蟻が一匹歩いてきて、戦闘が始まった。
蟻の外殻は固く今の私の身体能力が無かったらかなり苦戦したが、腐っても私は吸血鬼で、さっきのウルフはワイルドウルフも持っていた四足体術と言う四足歩行の生物が持つスキルに翻弄されて、上手く戦えてなかっただけで本来はこの程度の存在は、まぁ1対1だったら問題なく倒せる程度には強いのだ。
そんな事を考えながら私は手をピンとして蟻の胴体を貫く様にして、撃退したら丁度蟻の下に潜っていた影響か諸に体液がかかって、ジュ~と言う音と共に皮膚を焼くような痛みが発生したが即座に再生と体力回復がその痛みを消した。
《スキル<拳撃Lv1>が<拳撃Lv2>に上昇しました》
「おっレベルアップかまぁその前にうぇ~気持ち悪い何か洗う方法は...あぁそうだ血球が有るな」
そうして魔力を多く注ぎ込み通常よりも大きく生成した血球を頭上に発生させて、それをそのまま頭上から落として体液を洗い流してそのまま下に潜っていく。
それからまた1分もせずに蟻にあって今度は鑑定してみる事にする。
名前 無し
種族 ワーカーアント
種族スキル
触覚Lv3.接続Lv1
戦闘スキル
酸攻撃Lv3.牙Lv3
汎用スキル
計算Lv2.暗視Lv1.射出Lv1
生産スキル
掘削Lv3
耐性スキル
酸耐性Lv1
スキルポイント20
アビリティスキル
噛みつく
称号
<女王の眷属>
フームかなり情報量が多いなぁまぁ最後に私に皮膚が焼けるような痛みをプレゼントしてくれた攻撃は酸攻撃かぁまぁ気を付ければ良いし再生もあるから一先ずワーカーアントは、大丈夫だなまぁこれ以上のが出てきたらいったん撤退するかもだけどね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます