第58話 初の対人戦闘

「おいアール本当に衛兵NPCが言っていた迷宮ってここら辺にあるのかよ」


「そうよそれに真っ暗だしこんなに時間が掛かるって聞いて無いんだけど」


「ごめんでもここら辺に捨てられた墓地が在るはずだからそこが入り口になってるらしいいよ」


これはNPC発言もしやと思っていましたけど遂に来ましたかプレイヤーが、まぁ今まで良く隠れていた方ですかねそれか私が町の方に出かけるようになりつけられたか気配感知も最近手に入れたばかりですが本当に便利ですね。


「しかし今日はやけに暗いですねぇ」


そう呟きながら上を向いてみると理由が分かった。今日は曇りだと、それはそうと常時発動している気配感知で敵の大体の居場所はさせたので今度は良く目を凝らして見てみると、光る球を浮かべている女と胸当てをしている筋肉質の男それと体形が細くそれで大きなリュックを背負ってる男の総勢3人のパーティだった


《スキル<目Lv7>が<目Lv8>に上昇しました》


《スキル<望遠Lv1>と<暗視Lv1>を習得しました》


うん新しいスキルですか?


それにしても可笑しなタイミングですねもっと早く習得してもいいのに...ああ目のスキルが足かせになっていたのか、まぁ目のスキルは、目に関する能力を最低限上昇させるそれと吸血鬼本来の高い肉体性能のせいで今まで習得できていなかったんでしょうね。


それはそうとあの3人組を観察してみるとそれぞれの力量自体は、私より弱いが厄介なのは相手がパーティそれもこんな暗い時に行動を共にするなんて余程の信用と夜でも問題なく活動できるようにあの細い男が補助に回ってるに違いない。


まぁこれからの事を考えるとそろそろ戦闘を経験した方がいいですね、それに相手が迷宮を発見した場合もっと大変な事になるから、覚悟を決めないと行けませんね。


そうして私は彼らに隠密と忍足を併用して近寄りあと数メートルの所で、細身の人物に気づかれた。


「数メートル前方に人型の気配それに敵意を向けてる」


「「了解」」


そう彼らが喋ったとたん細身の人物が何らかのスキルを発動させたのか、相手の男女が私に向かって攻撃を仕掛けてきた。


くっ


そう言葉を漏らしながら両手で<魔刀>を発動させて、相手の男の大剣を防ぐそして女が発動させた、火炎魔法に対しては、<簡易結界>で問題ないとして無視するが次に発動させる魔法は簡易結界の出力を大きく超えてると感じて私に攻撃が届く瞬間に<瞬間結界>を発動させた。


そして大方背後の少年は補助系統の魔法の使い手こいつら中々力量が高いな。


「これで倒せるとでも」


そう相手を煽るように喋りながら回避と逃走のスキルで大剣との鍔迫り合いから逃げて毒攻撃の載っている爪で相手の露出している腕をアビリティスキルの引っ掻くを乗せ攻撃を食らわす。


「毒」


そう彼が喋ったとたん補助使いが恐らく解毒の魔法を発動させる準備に入る。大剣使いは今毒で動けないだったら魔法使いから始末する。


そうして味方が毒状態になった事に動揺している瞬間を狙って、こちらは次々に撃ってくる火炎魔法を上手に瞬間結界と簡易結界それと、再生能力のごり押しで、突撃する。


補助使いも大剣使いも動けない今これが最も効率的な選択だ。

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