第39話 逃走
まぁ対立するにもしても戦力が足りずに今の私だと戦いのステージに上がる事すら出来ずに多分彼らが言っていた組織とやらに数の力で押されるのが目に見えていますしここは逃走して迷宮で戦力を整える必要がありますね。
それともっとも重要なのが悪逆天神の力の増幅に伴う迷宮内消費魔力の減少を大きな課題にした方がいいですね。
この迷宮は、こんだけの広さを誇り水も生産し続けるには、かなりと言うか莫大な魔力量が必要になりますそしてそれを人力で補う事は不可能に近くよってあり得るのはここの迷宮核がかなりの大きさもしくは悪逆天神に魔力を捧げていない所と言った所でしょうね。
となるとこちらがますます不利になる何せ相手は多分魔物を作り出す余裕すらあり得るのにこちらは生成している魔力の内約97%の魔力を常に消費している状態となれば勝敗は決したも同然だから先ずは、魔力石を集め最低限の魔力を運用できるまでしないと戦闘にすらなりえませんね。
そう考えながら先ず私は素早く下水道から外に出るが外はやはりスラム街で丁度近くに町の壁がありそこはスラム街と面している為私が逃げても問題は無いし上手くいけば逃げた事すら悟られないかもしれない。
「そうと決まれば早速と言いたい所だけどどうしたら逃げられるのかが問題ですね」
そう一番の問題は壁が大きくてそもそも壁のぼり何て出来ないから逃げる手段が無いのだ。
まぁここでうじうじしていても、ただ無為に時間が過ぎるだけで有り時間が過ぎれば過ぎる程に私が見つかる確率も相対的に上がるとなればここで悩んでいても仕方ありませんしどこか崩れている場所が無いか探索してみましょうかね。
そうしてゲーム内時間で3時間ほど壁の周囲を探索したら丁度良く壁に穴が出来ている所を見つけた。
そこから人に気が付かれない様に慎重に外に出てまっすぐ後ろを見ずに森に駆けていく拠点の迷宮への場所も迷宮管理のスキルの機能として自身の所有している迷宮のある場所を指示してくれるからその方向に向かって走り出した。
因みに私があの迷宮で鑑定を発動しなかった理由は、どうやら迷宮以外の存在が迷宮でスキルを使ったらその事が所有者にバレると迷宮管理で見てもしも私の情報がバレたら結構面倒なことになるからスキル自体を発動しなかったのだ。
と考えていたらもうすぐ迷宮ですね先ずはこの周囲で出来るだけ魔物を狩って魔玉石を取って魔力石にするまぁ魔物の強さにもよるでしょうけどこの周囲だと魔力的には強い生物はいない様ですし探索と討伐をしましょうかね。
それから魔物を魔力探知で探ってみたけれどどれもゾンビとどっこい位の強さしか無くてそれではいつまでたっても力の増幅なんてものは起こらないし数自体も少なく単独行動をしている魔物ばっかりで群れを作る魔物が居ないから結構大変だ。
今必要なのは質は一旦置いといて莫大な量の数それを達成するにはよくある異世界物で繁殖力だけが高いゴブリンの様な魔物が必要ですからねまぁよく探してみましょうかね。
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