第38話 下水街の真実

「それでルナシアはお前さんもどこぞの組織に入った方が安全だぞなにせこの下水道街まぁ通称下水街にはさっき説明した通り物騒な連中がうようよ居るだからお前もどこかぞ組織に入っていたら組織が安全を保障させてくれるぜ」


「ありがたい申し出だけど一旦自分でやってみるわそれに誰かに縛られるのは嫌いなの」


「そうかじゃあルナシアお前さんも達者でなまた会えたら話しようや」


そういう会話をして私は彼らから距離を取った。雰囲気は結構好きだったけど私の性根はやはりだれにも縛られたくないもしも縛られるとしてもそれは私自身が認めた存在でないといやだと言う厄介すぎる性根で、彼ら自体は良かったけれどそれでも一緒に仲良しこよしする程気に入った訳でも無いから私は、一人で頑張ってみる事にする。


それから下水街を探索していたけどこの下水道思ったよりも広くて例えるならば蟻の素の様にかなり複雑になっていたそれにこの下水道の下の方からなにやら怪しい雰囲気が出ているのが分かった。


それから魔力探知の気配のする方に歩いていくと何やら不明な物が見つかった。


そこにはまぁ簡単に言うなら隠し扉があってそこを守る扉はもう錆びれていて崩れているのが分かった。


それにしてもここに来る道中は思ったよりも苦戦した。何せここまで迷路が続いていて最後の扉には鮮血君主の衣服が置いてあった所の魔法陣が普通に通りがかる人間ならきずかない様に設置されていた。


まぁ随分前に魔力が尽きたのか壁としての役割以上の何かは無くそこを破壊してようやくここにたどり着いたのだった。


そしてここには本が数冊とこの下水街の地図が壁に貼ってある以外に何も無かったけどそのうちの本にかなり重要そうな事が書かれていた。


その本の題名は<この町の秘密>という題名で何とも心を擽られる題名にワクワクしながら見てみる。


本の内容を軽く訳すと、この町の下水道は元々悪逆なる神の迷宮だったという事らしくてどうやらこの迷宮を支配した人物が一生涯掛けて先ず第1層に下水道ここでは結構広い部屋もあったりとかなりの人数が入れる設計で尚且つ下水道と言いながら水道にもなっているらしいこの町の水道関係の血管と言っても良い施設らしい。


そして第2層が水を運ぶところがあるなら水も必要だという事で大漁の水が毎日生成されているらしいそしてこの本で知った事だけどこの町は水の町と呼ばれこの国アウスター帝国の重要都市らしいまぁそれは置いておくとして魔力から純物質を作るのは結構ロスが多いと記憶している。


私の迷宮管理のページをみると魔水の生成にはあんまり魔力を必要としないけど純粋な飲み水を生成するるには結構な量の魔力が居ると覚えている。


因みに魔水は迷宮内に流れる主な水でこの水の特徴は魔力が溶け出している影響で100ml位飲むと体調不良の末に死んでしまう可能性すらあると言う結構恐ろしい水だまぁそれは迷宮外の話で迷宮内なら1時間にコップ1杯位なら大丈夫だけど。


だけどこの感じから見て水は魔水じゃないと見て良いだとするとここを支配しなおして迷宮の魔力を悪逆天神に捧げる事すらも可能になるかもしれない。


それはそうと2層には他にも施設が有って食料生産や日用品などなど凡そ人間が楽しく安全に健康に暮らすには十分な程の施設がある


そして3層目は大規模な住宅で一つ一つはホテルの部屋の様な感じだけど数が多く町の最大収容人数100万人とかなり多くある。


そして第4層は部屋も大きく部屋も多くあるまぁ貴族的な人物の住む場所と思われる層だった。


そして第5層については何も書かれていないけどこれをみたらここは下水道に見せかけたダンジョンそしてダンジョンを利用してこの町は発展しているとなると結構面倒な気がしますね。


それは迷宮管理に出てきた新たなページの存在で対決と書いていてこの迷宮と私が支配している迷宮とで陣取り合戦の様な物をすると書かれていて、先が憂鬱になってしまった。


これは結構な面倒ごとの予感まぁだとしてもこれは見過ごせないですねここは、私が頑張って強くなり配下も出来たら対立をして支配するとしましょうかね。

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