第36話 迷宮外探索

あれからログアウトしてちゃんと8時間睡眠を取ってから朝にご飯を取ってログインした。


それからスーツ・コート・帽子・ゴーグルをしてから迷宮の第0層に上がってきた。


この道中やっぱり魔物は一体も居なくてやっぱりあのボスリッチが全て呼び出した召喚物と言うのが分かる。


本当にこの迷宮と悪逆天神は、全てにおいて詰んでいると言って差し支えないなと思い迷宮の第0層朝日がまぶしく輝く時に顔を出した。


そうすると殆どは、陽光遮断の影響で防がれているけれど僅かに体力が減っている感覚がする。


と言ってもっそれは本当に僅かで陽光遮断の効いていない手からダメージを受けているけれどそれも十分体力再生で対処できるほどに陽光に対して問題なく活動できる。


そんなこんなで迷宮の外をよく見てみるとここは本当に木が生い茂った森と言う印象が強く魔力探知で探ってみると、魔物も結構いるけどその魔物は多分ゾンビとどっこいどっこい位の魔力と移動も感じ取れるけどそれも結構遅いまぁ移動速度が遅くとも強い魔物はいるだろうから注意して進みましょうかね。


それから魔物には気を付けて避けながら探索していた。


今現在の私の体力回復手段は、スキル体力回復と微再生これは本当に効率が悪く僅かなダメージも喰らいたくない為私は避けながら移動している。


それに私の魔力探知から数の多い気配を感じてこれは、魔物が軍隊を築いているかそれか町が有るかの二択を突き付けられて私は、その二択に掛ける事にした。


それから森を時間にして1時間くらい彷徨っていたら森が開けて目の前には、町と思われるデカい防壁が佇んでいた。


先ずは、町に入ろうと思いその門を守っている衛兵に話しかける。


「すみません町に入りたいのですがよろしいですか?」

「はいそれでは身分を証明できる物を提出してください」


そんな会話に私は、心の中でかなり焦った。


何せ私は身分を証明できるものが何にもない


「すみません身分を証明できる物が何も無いのですが」

「そうですかそれではこの水晶に手を置いてください」

「はいわかりました」


そんな会話が繰り広げられていて私も油断していたのだと言うか考えれば分かる事で私は、悪逆天神の元の存在そしてそれは敵と思われている。


そうなればどうなるか私は、鑑定をすれば分かる筈が油断していて忘れていたのだった。


「衛兵集合こいつは悪逆なる神の手下だ」


そう叫ぶ声が聞こえて私は、素直にしまったと認識した。


その次の瞬間には、私は魔刀を繰り出してついさっき叫んだ衛兵の首を刎ねた。


私にとってはこの程度の存在は、ゾンビソルジャーと変わらない位の強さしかないと思いながら私は、隠密と忍足を発動させて中腰になりながら走りすぐさま人ごみに紛れるとその勢いのまま路地裏に逃げ込んだ。


「はぁはか危なかったですねそれに勢いとは言え衛兵を殺してしまった。

いくら私が吸血鬼とは言えしっかり話をすれば解決できたのかもしれないのに」


という後悔と共に暫く...具体的な時間にするならゲーム内時間で10分くらい項垂れていた。


だけれど私自身倫理観はゴミ箱に捨てた人間なので今後悔しているのは結構面倒ごとになりそうなのとこれからの行動でステータスを看破する道具や人間に注意しなければならないと感じた。


鑑定はしていないけどあれは多分鑑定の効果を持つ魔道具的な何かでしょうね私の鮮血君主の衣服の様に物に特殊な能力を付与した道具を警戒&それらに対する対策を考えなきゃいけませんね。


というかこのゲーム私以外も人が大勢いる筈ですし少し見て回りましょうかねもしかしたらこの町にも人がいて色々アドバイスをもらえるかもしれませんしね。

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