第35話 言語と本

言語学のスキルを取得してから全く触れて無かったこの部屋の本棚に触れる時が来たと思った。


先ずは拍子を見てみるが表紙は読める様になっていたけどそれも結構読みにくくまぁ例えるなら全部の文が平仮名で書かれているような感覚だった。


それにもしばらくしたら慣れると思い先ずは、本を読み進める所から開始するどうやらこの本の題名は、<魔力の基本>というらしいというかここにある本は、軽く見てみると魔法系の基本から応用まで色々な本があった。


まぁ先ずはこのあからさまに基本中の基本の本から読んでいこうと思う。


どうやら内容は、魔力操作の仕方魔力の感知や探知の仕方などは私も知っていたけど効率よく魔力量と魔力密度を伸ばす方法が見つかった。


まぁその2つの内容は先ずどちらも増やすには私が作った事のある魔力石を口の中でかみ砕く必要があるらしい、といっても歯が居れるわけでは無くてどちらかと言うと石より飴玉に近いらしく問題なくかみ砕けるらしい。


そしてそれをするには小さい屑品質の魔力石を大量に用意するよりも品質の良い大きい魔力石を1つ用意する方が効率が良いらしい。


まぁ本の内容はこんな物で済ませるとしてリアルの時間を見たら後1冊は読めそうだからとりあえず本を探してみる。


そうして見つけた本は、<無属魔法の基本魔法陣>という本でそれより下と思われる<無属魔法の基本>はパラパラとめくってみた感じこれを読めばスキルを取得する事が出来るらしい。


だから先ずはこれをじっくり読んで見る事とする。


そうして読んで見た内容は、無属魔法の魔法陣の作り方まぁ簡単に例えるならプラモデルのパーツの作り方と組み立て方って言ったのが正しくてこれにはただ魔法を使っていた私では気が付かないような事が書かれていてこれを使えばオリジナルの魔法が作れると思った。


まぁ難しすぎて今作れるのは全力を出して使い物にならないと言うかそもそも使う事すら出来ない様な産廃魔法しか作れる気がしないし今取得している魔法も満足に使えないから一先ずは、最初に取得した魔法を中心にある程度成長したら新たな魔法を作るという事になった。



それにここにある本は、どれも基本の物は結構少なくて各属性が一通りそろってはいるけれどそれは多分さわりの部分のみでもっと専門的に書いている本とかは無くて、例えるなら学校の教科書レベルでそれ専門の物は無くどうしてもここでは覚えられる知識にムラがある。


私が見た無属魔法の基本魔法陣の本も訳が分からなくて多分その前に魔法陣の事に書かれている本が有るんだろうけどここにはそんな本は無くて、結局外を探索するにか無くなった。


だから鮮血君主の衣服が手に入った事だしそろそろ外を探索して魔物を狩って魔力石の収集と本を見つけるという事をしたいと思っている。


もうリアル時間が結構遅い時間になっているから明日からは、外を探索しましょうかね。

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