第31話 探索結果
あれからちょっとして私はボス部屋を探索していた時に何やら奥の部屋に行きそうな出入り口を見つけそこに入ってみる。
そこには、本や漫画とかでよくある魔女が使う大鍋やらがある部屋にたどり着きそこを、探索してみたかったけど今の私にはそれよりももっと気になる所があった。
それはこの迷宮の奥底のこの部屋よりもさらに奥に行く部屋から垂れ流される魔力にさっきから魔力探知がアラートを鳴らしているような感じがするからだ。
まぁ魔力探知が悲鳴を上げるなんてこと取得してから短い時間ですけど一度もありませんしそれに尚且つこの先から出てくる魔力は多分ですけどこの迷宮の核的な物でしょうしさっさと行ってみましょうかね。
それで扉を開けるとそこには大きさ自体は予想していた大きさよりも遥かに小さい直径30cmくらいの水晶玉の様な物が台座に置かれていた。
先ずはそれを鑑定してみる。
名前 大迷宮核
分類 神具
品質 神
説明 神が直接作った迷宮を支配し操る事が出来る唯一の神具でありこの大迷宮核は悪逆天神の力が込められている
これは先ずは迷宮核の事を迷宮管理で詳しく知れるようですし先ずはそれを調べてみましょうかね。
あーどうやらこの迷宮核は常時莫大な量の魔力を生成していてそれを迷宮の成長につぎ込みそれで迷宮核自体が成長するというのが当たり前で、そう迷宮管理の説明に書かれていますしね。
そして通常の迷宮では、宝箱や罠モンスターの配置とかをしているんでしょうけどこの迷宮は、迷宮の維持の為に消費している魔力以外全てどこか不明な場所に送られているんですよね。
だからこの迷宮には、宝箱無しモンスター無しで迷宮の維持以外は本当に不明なんですよね魔力の行方それにこの魔力の9割を消費している所に関しては前任者のリッチがガチガチに防御をしているかで今の私では変更出来そうにないんですよね。
実際魔物の全てはリッチが死霊魔法で召喚したらしくて私がリッチを倒したら迷宮内の魔物は全て消えていたのだから。
そういえばこの迷宮核の説明をもっと詳しく鑑定できるんでしょうかね?
大迷宮核・本来ならば50層の迷宮を管理・維持・成長させる程の力がある
ためしてみたら出来ましたしまぁそれはそうと今思い出しましたけどそう言えば進化の条件を満たしていたんですねそれなら先ずは鑑定してみましょうかね。
下等幼体吸血鬼・劣等吸血鬼の幼体種でありグールよりは全能力が上がるが幼体という事もあり身体能力にデバフを持っていてる
これしかありませんねそれでも吸血鬼に進化出来るというのはうれしいですし先ずは、この前の部屋を探索してから進化を試してみましょうかね。
そう考えを巡らせながら私は前の部屋に戻っていき試しに本を手に取り中身を覗いてみたがまったく分からずに即座に本棚に戻してため息を吐くという行動しかしなかった。
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