第30話 ボス戦3
敵のリッチを魔力探知で確認してみると魔力はまだまだある対して私は魔力はもうカツカツで今にも切れそうとなるとここいらで勝負を仕掛けるのが良いですね。
となれば私は即座に隠密を発動させて発動している魔法も一切を解く、元来アンデット種は視力が良くない私でも最初の方は若干見えずらいかなと思っていた。
だけどその分魔力を探知して周囲を確認している私が最初から目が有る程度良かったのは多分私がアバターだからというメタ的な理由と思うけど通常のアンデット種は目が悪く魔力を探知しているがここまでの道のりやリッチの鑑定結果からも見て分かる通り魔力感知は持っていても魔力探知は持っていないと分かる。
そして今の私でもその特性を利用して隠密と忍足を活用すれば一瞬だけそうほんの一瞬だけだけどリッチの目を誤魔化す事が可能になる。
隠密によって隠れた隙に、私はリッチの背後に周り敵の左腕を新しく発動させた魔刀で切り裂く。
その瞬間敵のリッチは私に気が付いたけどもうすでに勝敗は決したのだった。
その理由とは敵の左腕にある赤い宝石の指輪これが魔法の杖的な物だと思ったからだ。
なにせ敵のリッチは魔刀に似た魔法を発動させるとき態々左手の方から発動していたからだそれでもしかしたらあの宝石が魔法の発動を穂上する道具的な物と思っていた。
それの予想は当たり今現在私は敵の指輪を奪った状態で魔刀での追撃を加えようとしていた。
だけどここで手を緩めるような私では無いなにせ敵には再生スキルと体力回復のスキルがあるそれを使われてはこの状況も振出しに戻る可能性がある。
そんな事を危惧しながら私は一生懸命リッチに追撃を喰らわせているがやはり2つの回復系のスキルを使われては、時間が掛かりすぎると思っていた。
「お主は真に悪逆なる神の加護を持っているようだなそしてお主自身も未熟だが良く練り上げられた強さだ」
そんな言葉に手を止めてしまい私は敵のリッチに言葉を返す。
「それを言って、何の意味があるのですか?」
「我はお主をこの迷宮の支配者に相応しいと認めたのだよだからこうするのみ」
そうリッチが言うともはや砕け散る寸前の剣を心臓に突き刺した。その時に見えたのは鑑定の画面でそこには殆どのスキルが消えかけていた。
「この身を神に」
そう言葉を残すとリッチは灰すら残らずにその身が消えていった。
《アイシスは迷宮を支配しました》
《迷宮を支配したことにより進化が可能です》
《迷宮を支配したことによりスキル<迷宮管理>を取得しました》
《アイシスは称号<迷宮踏破者>を獲得しました》
それらの声が聞こえて私はリッチが最後に残した声に考えを巡らせるのを一旦止めて称号やスキルを鑑定していく。
迷宮管理・支配した迷宮を管理する事が出来るスキルで外部から連れてきた魔物を迷宮に帰属させることができる
迷宮踏破者 条件・迷宮を一人で踏破する事
効果・なし
まぁ称号は記念であとスキルの迷宮管理は今はまだ把握しきれてなくてそんなに言う事はありませんけど結構有用なスキルの様ですね。
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