第26話 ダンジョン10
ゾンビ剣士の拳撃のスキルが無くなったことについてはどうでも良いですけど剣術と体術のスキルがかなり強いですね。
まぁここでのんきにしていても状況は変わらないですからとにかく突撃してみましょうかね。
そうしてゾンビ剣士に魔刀で切りかかるも剣術のスキルの差で鍔迫り合いは負けてしまった仕方がない事だが私は一人で鍛えていたそんな私が生まれ持った剣術スキル持ちにかなう筈も無く純粋な剣術や体術では負ける事は明白になった。
だけど私には精密動作のスキルで些細な動作も僅かに補正されるプラス今まであんまり使ってこなかった毒攻撃スキルを併用する事で頭は痛み集中力が試されるけれどこの程度のゾンビには勝てるようになる。
そうして鍔迫り合いで負けはしたけれどその瞬間後ろにバックステップで振り下ろされる剣を回避してそのまま腰を落とし腰の辺から下から上に切り上げる。
《アイシスのスキル<精密動作Lv1>が<精密動作Lv2>に上昇しました》
これでゾンビ剣士は倒せたけれどやっぱりスキルの併用に辛いものがあるというのが正直な感想だった。
精密動作は常時発動型のスキルで正直負担は無いけれど毒攻撃と魔等の併用に辛いものがある。
なにせスキルの同時発動は負担は軽く少し集中すれば良いだけだけれど魔法とスキルの併用にはかなり辛いと思っている。
スキルとスキルの併用は今までただスキルを適当に発動させれば勝てる相手だけだったからという理由でそれ程極めていなかったのだ。
だけどそれでも私は少しでも早くこの迷宮を探索して踏破したいという思いが勝っていた。
なにせ後まだまだ先だけれど1か月後にはゲーム内で初の非公式イベントでどうやらマップは無いけれど数多の人が最初にログインする町のアイストという町で戦闘イベントが開催されるらしいという情報を公式メールから得てそのアイストという町を探す時間や陽光耐性を克服する手段を見つけるとなるとこんな所で足を引っ張られる時間は無いと思っているからだ。
そんな思いを胸に先ずはこの迷宮の探索と踏破を目指して探索するが今まではソルジャーだけだった1階層が剣士だらけとなりそれの亜種である拳士などが居てかなりの苦戦はあるなと認識していた。
まぁ拳士がある意味唯の雑魚だったと思っている。
この前も言った通りスキルはLv10が限界では無いそこから創意工夫を凝らし有能なアビリティスキルを初めスキルをLv10に到達したからと訓練を放棄するのでは無くそのまま訓練を続けスキルレベルだけでは推し量れない強さを得る。
そして魔法に対してもそれは有効で魔法には射程が存在する。
これは魔力操作やら魔力探知やらの話が入ってくるけれど端的に言えば魔法の射程は剣を使った魔物ゾンビ剣士ならば私が魔法を発動させる前に切られるからあんまり使えないがゾンビ拳士の場合は敵が近づくよりもこちらが魔法を発動させる方が早いために一方的にボコれる雑魚になっていたのだ。
まぁだからゾンビ剣士に注意すればこの階層は結構楽勝で次の通常ならメイジが出てくる2階層への階段を下りる事にする。
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