第3話入学③

スキルを使ったにらめっこ?どういう事だ?

「ルール説明するよ〜。勝利条件は普通のにらめっこと変わらない。また、スキルは2枠まで設定可能であり、決闘(デュエル)中に変更することは原則出来ないよ〜。」

「また、10分以内に決着がつかなかった場合は、引き分けとする。ルール説明は以上だよ〜。じゃ、頑張ってね〜。」

スクリーンがoffになり、沈黙が訪れる。

「猪瀬先生、スキルってなんですか?」

他の生徒が質問する。

「いい質問だな。スキルは、ゲーム中に使うことが出来る自分の手札みたいなものだ。スキルには、色々な種類がある。例えば、感情を抑制するスキルや、相手の感情を無理やり引き出せるスキルなど、様々だ。しかし、中には等級の制限があるスキルも存在する。その分、スキルの威力は絶大だ。」

なるほど、スキルを使用するタイミング次第で変わってくるって事か。面白い。

「2人1組を作って、各々スキルの設定を行ってくれ。全員が出来た時点で開始とする。」

「湊〜、にらめっこしようよ。」

「いいよ。その代わり、俺が絶対勝つ。」

「私も負けないよ。」

俺は、一ノ瀬七星とペアになり、スキルの設定も行った。いよいよ、始まるな。

「それでは、只今より、等級設定試験、にらめっこを開始する。始め!」




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