第10話 奴隷化
“コンコン”
「お客様がお見えです」
「は?入れろ」
「初めましてノーネームです」
「で?要件はなんだ?」
「ヨット。奴隷市場から手を引けよ」
「は?あははは、こいつなにいってんだ?」
「あははは、フリージング!」
「な!動けない!」
「そこの暗いやつはフードを外せよ」
フードを外すと醜い顔が出てきた。
「呪詛返しがうまく行ったみたいだな」
「おまえか?五人を解放したのは?」
「僧侶なら誰でもできるぞ?」
「あははは、俺も舐められたもんだなこんな氷で」
「ヘヴィ」
「ぐ!」
「おぉ、よく待つならも一丁ヘヴィ」
大男が膝をつく、
「まだいけそうだねヘヴィ」
流石に仰向けに倒れる。
「な、何が目的だ?」
「奴隷をこれ以上作らない事」
「そんなことできるか!馬鹿か!」
「ヘヴィ、できると思うんだよね、馬鹿だから」
「ごはっ!俺を殺しても無くならないぞ?」
「少なくはなるよな」
「無理だ!奴隷は無くならない!」
「大丈夫、逃げ道を作るから」
大男は虫の息だ。
「無くならない人間が人間である限り!」
「せいかーい、でも、逃げ道を潰すのは良くないよ?」
「奴隷は奴隷のままが一番幸せなんだ」
「そう?じゃあ、奴隷になってみる?」
「まさか?」
「使えるよ?」
「やめろ!やめてくれ」
「スレイブ」
大男が気絶している。
「そこのお前にもかけてやるよスレイブ」
「あ、ああ」
フードの男は胸に手を当てる
「やめろ」
祝詞を唱えるつもりだったんだろう。
「はい」
「これから一生奴隷だわかったな」
「はい」
全てを解除する。
大男に蹴りを入れて起こすと、
「お前も一生奴隷だわかったな?」
「はい」
「さて、ここの奴隷を全員連れてこい」
「はい」
「連れてきました」
大勢いるなぁ。らしいけど、
「お前とお前は下がっていいぞ」
「「はい」」
祝詞を唱えて奴隷から解放する。
喜びわ咽び泣く喚く一番まともそうなのにあの二人を読んできてもらう。
「さぁ、ご主人様達にあいさつするんだ」
「あぁ、ご主人様お許しを」
「逆転だね」
悲鳴が鳴り響く中で下に降りて行くとすっかあ。
下に降りるとラムが大勝ちしていた。
「おぉ。ラムは上手いもんだな」
「わたしはギャンブルつよいんだよ?」
「さぁ、さっさと換金していこうか」
「またなんかやったの?」
「まぁね」
「ふーん。まぁ、楽しめたからいっか」
換金すると30万ゴールドの儲けだった。
そのあとはカジノは潰れたらしい。
そりゃそうだろうな。
奴隷が全員いなくなったんだからな!
まぁひとから搾取してればそうなるさな
「ただいまー!」
「カイトおかえり」
「おう、明日は買い物でも行くか」
「いくー!」
次の日の朝は起きると横にリリがいた。
ほんとこんなおっさんのどこがいいんだか、「おいリリ起きろ」
「はーい」
「んじゃ支度して行くぞ」
街をあるとお辞儀をしてくるやつがいる。
奴隷から解放されたやつらだろう。
「俺の自己満足なんだけどな」
「え?」
「べっつにー」
「もう!」
服を買ったり靴を買ったり下着を買ったりして宿屋に戻る。
五人分となると結構な金額だがそれ以上に入ってるからなぁ。使わないとね。
でもここはないかな?ちょっとあんなことがあったしな。もうちょっと旅してみていいとこがあればいいけどな。
翌る日の朝から雨が降っていて宿の中で過ごすことになった。雨季があるらしくそれまでは雨が降り続きさくようだ。
「暇だなぁ」
「そうですか?こんなもんですよ雨季なんて」
「そうなのか、そんなに続くのか?」
「いえ、一週間くらいですね」
「そっかー、魔法の本でも買いに行くかなぁ」
「じゃあ先生してください」
「りりだけだろ?魔力循環出来ないの」
「そうなんです!だから」
「んー、まぁ、いいか」
「やったー」
「手っ取り早く動かすぞ」
手を腰に当てると魔力を動かしてやる。
「やっあぁー、やん。ああー」
「変な声を出すな!真剣にな」
「はい!あ、、、あぁ」
動くのは動くので大丈夫だろう。
「はあああぁぁぁぁ!」
「おー、できるようになったじゃないか!」
「はい!ありがとうございます」
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