応援コメント

印象派のアトリエ」への応援コメント

  • アトリエの絵、どれが誰かなと思っていたので解説が嬉しいです。今から見るとそうそうたるメンバーで、印象派前夜って感じですね。
    近況に1870年作とあってドキリとしたんですが、やはりすぐ後に亡くなったんですね。。自分が死ぬなんて、この時は思っていなかったでしょう。色んな芽を摘む戦争は罪です。

    作者からの返信

    この絵については、バージルが亡くなった後、マネがバージルを描き加えたという説があり、その友情に感動したことがあります。でも、そのほうが小説として読ませますが、そうではなく、最初から、バージルは真ん中に描かれています。
    バージルは戦争に行くにあたって、友達を描いておきたかったのでしょうね。いつか子供達に、これがパパの青春時代だよ、っと見せたかったのかもしれませんが、そういうチャンスはこなかったです。この1枚は彼が友達を描きたかったので、特に、画家のアトリエを描こうとしたのではないでしょう。オイルランプ、絵具、そういうものはありませんし(もっと画家の暮らしを見てみたかったですが)、未完成だったのかしら。前の床が広すぎますし、きれいすぎますよね。
    私が注目したのは広い窓。バジールはアトリエを4回くらい変えています。最初は尊敬するドラクロアと同じ建物の中。なぜ、そんなに引っ越ししたのかしらと思ったら、きっと窓ですよね。光がはいる場所がほしかったのでしょう。印象派が進んでいった方向ですよね。
    ルノワールはこの後、モンマルトルに移り、シュザンヌ・ヴァラドンと会います、・・・・とここまで書いて、柊さんに「モンマルトルはお好き」というエッセイがあったのを思い出し、行ってきました。ありました!
    シュザンヌの人生は朝ドラ(今、ブギウギで、日本の歌手をモデルにしています)の枠では収まらないスケールですよね(笑)
    聖堂の裏のモンマルトル美術館に、シュザンヌのアトリエ(再現ですかね)がありますよね。この窓がすごい。光がいっぱい。
    バジールがもっと長く生きていたら、モンマルトルに移ったのか、ジェーヴェルニーのほうに行ったのかはわかりませんが、この世界は、彼という人間がいたほうがよりより楽しい場所だったのは確かです。

    この作品がオルセーに飾られているのを子供たちが見て、なんだか真ん中にでかい人がいるなぁ。この人達はいったい誰なの、なんて思ってくれたら、バージルは大喜びしている、そんな感じがます。