分別盛り、どこかの説明で、悪魔みたいなのがロダンの奥さんで、ロダンを連れ去られるところだって書いてありました。きっとこう考える人のほうが多いでしょうね。でも l'âge mur というタイトルは、若かった自分への決別に取れます。
この時代、女が芸術家であることはどれだけ難しく屈辱的だったか、あえてその世界に飛び込む人に敬意を感じます。
作者からの返信
ああー、そういうこと。
「若かった自分への決別」、きっとそうですよね。タイトルの「分別盛り」とか「熟年」、「壮年」の意味が、ひとつピンとこなかったのですが、これで飲み込めました。ありがとうございます。
話かわって、ロダンがカミーユではなくて、ローズという女性を妻に選んだことについて考えたことがあります。子供ができたこともありますが、彼はアンバリットや郊外にもアトリエがあり、そこでは彫刻の型を作ったり、鋳造したりするための多くの人々を養っていたので、経済事情がとても大変で、その会計のやりくりしていたのがローズでした。好きで言えば、情熱的なカミーユでしょうが、大所帯となると、そういかなかったのよねぇ、とか思ったことがありました。
女性の芸術家の話ですが、17世紀にアルテミジア・ジェンティレスキ(1593-1652)というローマ人画家がいて、コロナ渦の時に、彼女についてロンドンのナショナルギャラリーのオンライン講義がありました。十代の頃にはレ〇ブ裁判があり、とても大変な人生です。画風は女カラヴァッジョといった風。彼女の記事をアップしようかなとも思うのですが、このウェブには、そういう辛い話は向いてはいないでしょうね。
カミーユの作品、検索して眺めました。
舞台劇のきめの場面のような、漫画の大ゴマのような、ストーリーがあってその中からの激しい感情が伝わってきます。ご紹介ありがとうございました。
誤字報告
Camilleカミーユが Canille カニーユになっていました。
作者からの返信
ありがとうございます。
さっそくカニーユをカミーユに、直させていただきました。
誤字報告です。
病気になる少し年の作品。風の中で吹いている。
↓
少し前の年
それに引き止めうとする女性。
↓
引き止めようと
気がついたら、じーっと見つめてしたりして。
↓
いたり