第28話里香と瞳の横浜デート②里香さんのムニュが強い。

華やかな元町、大好きな元町だ。

僕(瞳)は、憧れの里香さん(今日は里香先輩とは言わないよ)と、手をつないで歩いている。(すごく幸せだ、うれしい)

一応、目的地は、キタムラだけど、やはり、いろんな店に入る。

(里香さんとの長く一緒の時間を楽しみたいから)

洋服のお店、宝石のお店、家具のお店、食器のお店、どれも素敵だ。

(里香さんの笑顔のほうが、もっと素敵だ)


「ねえ、瞳君、のどが渇いた」(里香さんから、腕を組んで来た)

「そうですね」(里香さんの、胸、いい感じ)(ムニュッとしている)


お洒落なカフェに入った。

僕は、ウィンナ珈琲、里香さんはココア。


里香さんの目がキラキラしている。

「途中で交換しようよ」

僕は、ドキッとした。(間接キスをここで?)

「はい、わかりました」(逃げないよ、里香さんが好きだから)


「間接キス」は無事に、自然に完成した。

里香さんは、花のような笑顔。

「美味しかった、ありがとう」


「こちらこそ」(イマイチ、反応が下手だ)


また、いろんな店を見て、キタムラに入った。

(実は、子供の頃から、よく来ている)

(父母のお供だけど)


里香さん

「お財布かな、定期はスマホなの」

僕も、同じ。(鞄では高過ぎる)


ほとんど同じデザインの財布を買った。

里香さんは濃いワインレッド、僕のは濃紺(キタムラカラー)。


キタムラを出て、「お食事」にした。

少し坂を上って、ステーキとオムライスのお店。

分け合って食べた。(もう、間接キスが当たり前になった)


里香さんは、ニコニコ。

「食べ盛りのはず、もっと食べようね」(里香さんも、よく食べる)


「はい、美味しいです」(幸せを実感する、里香さんが好き)


食事を終えて、坂を登り切って、山手に。

ブリキのおもちゃを見て、キャラメルを買った。

クリスマスの店を見て、外人墓地を左に見ながら、港の見える丘公園に入った。


里香さんは、そっと僕を横抱きにした。(寒かったからかな)

「いい眺め、でも、風がまだ、冷たい」


「里香さん、温かい、気持ちいいです」(あ・・・本音だ)

「お姉さんを暖房機にするの?いいよ、瞳君なら」

(舞い上がりそうだ、そんなこと言うから)


僕も、ぎゅっと里香さんを抱いた。(里香さんは抵抗しなかった)

「瞳君なら許す、大好きだから」


「ずっと、こうしたい・・・いい?」(ちょっと噛んだ)

「うん、昨日から、私もしたかった」(里香さんの力も強くなった)

「ドキドキします・・・」(また、本音しか言えない)

「私のお肉で?」(里香さんは、時々意地悪を言う、上手に返せないのに)

「はい、柔らかで、好きです」(こんな程度で、マジに恥ずかしい)


里香さんは、また密着して来た。


「やせっぽちの瞳君にお肉わけたい」(その柔らかみは・・・胸かな・・・)

「あの・・・僕の胸、爆発しそう」(事実そうだから)

「可愛いなあ、そういう瞳君」(遊ばれている感もあるな)

「負けました、里香さん」


里香さんは、笑って、またムニュを強くしている。

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