絡まった赤い糸

あやちゃんと海です！

　今日はあやちゃんたちと海に行きます！純恋さんという西口さんのお姉さんが連れて行ってくれます。とてもきれいな方で明るく、西口さんにデレデレです。

　海につくころには私は寝てしまっていたようで気づいたらあやちゃんと部屋にいました。2人きりになるとあやちゃんはとても積極的で嫌ではないんですがちょっと困ったものです。

　少し遅れた私達はおそろいの水着に着替えて海に向かいます。早速杏ちゃんたちの元に行こうとすると日焼け止めを塗ってほしいと言われました。確かに背中側は塗りにくいので快く承諾し、寝そべったあやちゃんの背中に手を伸ばします。

　あやちゃんはとてもスレンダーで背中も細く、肌も真っ白です。見るのはこれで2回めですが、今回はメガネを掛けたままなのではっきりとその美しさが目に届いています。

　恥ずかしさもありましたがなんとか塗り終えました。　前も塗ってと言われたときは流石に驚きました。あやちゃんの深い瞳を見ているとなんだか逆らえず、言う通りに塗ることにしました。

　なんとか塗り終わり、私も塗ろうかと思っていると今度はあやちゃんに塗られることになりました。あやちゃんの手つきはなんだかちょっとえっちでした。

　あやちゃんにしっかりと日焼け止めを塗ってもらったあとはいよいよ海です。何をしようかな、なんて思っていると美月ちゃんと翡翠さんがあやちゃんに絡んでいました。

　あやちゃんもだるそうにしながらもなんだかんだ楽しそうでちょっと妬けてしまいます。

　あやちゃんたちは水のかけあいっこなんて楽しそうなことをしています。心なしかあやちゃんは今日1番の笑顔な気がします。

　あやちゃんたちを眺めているとふとあやちゃんがこちらに水をかけてきました。不意打ちでとても驚きましたが、あやちゃんがこちらにかまってくれたことが純粋に嬉しかったです。

　ですがその瞬間もすぐに終わってしまいました。

　美月ちゃんたちが私を守るように立ちました。ちょっとさみしい気持ちもありますがあやちゃんたちが楽しそうなら私も嬉しい気持ちになります。

　そうして私は3人の姿を眺めながら寂しい気持ちに無理やり蓋をしてしまうのでした。