第2章 23話 召喚者の詩曲①
「この国の歴史を勉強したことは? なぜ、召喚者が排除されると思っていたんですか?」
歴史……。
そんなことは優夜もシスターも教えてくれなかった。
「昔、この国では移民を召喚する政策が取られていました。そんなとき、召喚者とムーナサリア人の恋を謳った、吟遊詩人がいたんです」
「その詩曲せいで、召喚ブームが起きた。たくさんの召喚者が異世界からが呼ばれたんだよ」
召喚者と、ムーナサリア人の恋。
わたしや優夜先輩も同じ……。
「移民、つまり召喚者を呼ぶと補助金がもらえます。それにもしかしたら、詩曲のような恋ができるかもしれない。そんな理由でした」
政策、補助金……。
長い上に難しい話になり、ゆん菜はついていけなくなってきた。
もう一度、初めから話してくださいといいたくなる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます