命令

クロゼットから取り出した目隠しで彼女の目を覆うと動かないでと命令した。

まだ11月の半ばだと言うのに既に冷たくなってる指先で彼女の首に触れると彼女はビクッと身体を震わせていた。


『ねえ、葵は何処を触られたら気持ち良いの?』と耳元で甘く囁いた。


「し、知らない、、」耳を真っ赤にして彼女は小さく言う。


『ふーん、教えてくれないんだ〜』


「じ、自分ではした事ないから、、」


『元彼とは何処までした?』


「な、何もしてない、、、知ってるくせに聞かないでよバカ!」


『ふふ、隠れてしてたかもしれないから聞いてみただけよ』


「してたって言ったら?」


想定外な言葉に私は固まった。

もししてたらそいつを捕まえて拷問してから海外に売り飛ばす、、、、

なんて言ったら本気で怖がらせてしまうから本当の事を言わない。


『うーん、私ならどうすると思う?』


「・・・・・・・・・・・」


無言で肩を震わせていた彼女を見て思わず苦笑した。


『はい!その話は終わりね。今から私に抱かれるんだから私だけを考えて、ね?

 今から他の事なんか考えたら許さないからね?わかった?』


小さく頷く彼女を見て満足した。


『葵おいで、ベットに行こう?』


彼女の腕を掴んで寝室へと向かった。

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好きと気付いたときには, ユア @nakaakari3

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