第9話 同類のような?

メイド服の私と、バニーガールの沙羅ちゃんと、喫茶店マスターの純君。

純君はコスプレでは無いけれど。


「はぁ〜?」


ニコニコ顔の沙羅ちゃんと、ワクテカ顔の純君。私は今、どんな顔をすれば良いのでしょうか?

溜息が、止まりません!


「私はこの格好は、久しぶりね。純君?あれ、まだ、持ってるのかな?」


「勿論、あるよ~、着替えて来るね〜っ!」


「ちょっ、チョット待ってっぅぇ〜?」


止めるのも聞かずに出て行ってしまう純君。失言だった?そんなつもりで言ったんじゃ、無かったのに!


「はぁ〜、え〜と、沙羅ちゃん?」


「はいっ!何でしょうか小鳥遊さん?」


「沙羅ちゃんは、純君のこと、好きなのよね?」


「はいっ!」


元気で、よろしいです。


「結婚しても、良いと思うくらいに、好きなのよね?」


「はいっ!大好きですっ!」


「……………………彼、コスプレエッチが趣味でね。」


「そうなんですね!私もコスプレエッチ、マスターのお陰で大好きになりました!」


なんとなく、話がズレていくのは、純君と同類のような?


「……………………念の為に聞くけど、純君とはまだ何も『してない』のよね?」


「はいっ、何もしてこないので童貞かと思うぐらいにはしてませんね。」


「……………………沙羅ちゃん?コスプレエッチの意味、わかってる?」


「コスプレ好きなマスターの前で着替えたりポーズとったりする事ですよね!」


「…………………………………………」


やっぱり、ズレてる!

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