第8話 ズレてるんですけど?

「……………………とにかく、沙羅ちゃんは、服を着なさいっ!」


「ちゃんと着てるじゃぁないですかっ!」


「まぁまぁ、沙羅ちゃんも純君も、落ち着いてっ!沙羅ちゃんは、着替えようね?」


渋々と、着替え始める沙羅ちゃん。

でも、よく考えなくても、これって、ストリップだよね~?


「純君?そこっ、ガン見しないっ!」


「小鳥遊さ〜ん、今更だから良いですよ〜?」


なんか、話が、ズレてるんですけど?

沙羅ちゃんは、バイト始めて1週間だよね?

この1週間で、何が有ったのか、元からの性格なのか?

何とか落ち着かせて着替えさせたものの、結局今着ているのはバニーガール。

お気に入りなのかな?


「小鳥遊さんも、着替えましょうよ〜!」


沙羅ちゃんに無理矢理脱がされそうになるも、必死に抵抗していたら、純君から、


「小鳥遊、諦めろ。沙羅ちゃんには逆らわないほうがいいぞ?」


純君?何見てるのよっ!

私達別れてから大分経つわよねっ!

そりゃあ、散々見られたし見せたし見たけど、それとこれとは全く別問題なんだからねっ!

今私は、人妻なんだからね。誤解を招くような事は………………………………


結局、メイド服を、無理矢理、着せられて、しまった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る