第2話 まずは探索前に準備しよう!
職を辞したり、家を両親に預けたりして身辺整理を終えた後、俺は異世界エスペランサへと旅立った。エスペランサへは地球上にいくつか存在しているゲートと呼ばれる空間を通る必要がある。もっともそこら辺のインフラはすでに整備されているので、日本からなら国際線空港の成田からエスペランサの首都アウリスへ航空便が出ている。俺はその便に乗って、異世界の空港†漆黒のアアアア†へとたどり着いたのである。着いてすぐに俺は空港の高級ラウンジへ向かった。そこにはソファーに寛いでコーヒーを楽しむ調月がいた。地雷系ファッションとラウンジの高級感が実にパパ活臭がしてちょっと近づきがたい雰囲気がある。
「お待たせ。着いたよ調月。ところでこの空港の名前ひどくね?何あれ?」
「長旅お疲れ。そうね。空港の名前はツッコミどころ満載よね。でも昔、まだ異世界が発見されたばかりの頃のことなんだけど。†漆黒のアアアア†を名乗る凄腕の日本人冒険者がいてね。地球人の開拓領域を大きくすることに貢献したそうなのよ。それを記念して彼の名前を空港に冠したってわけ」
「へ、へぇ…」
同じ国出身としては誇らしいやら、変な名前を使うなよとか言いたいことは沢山あるけどスルーしよう。
「じゃあまずは首都中心の拓務庁へ行って開拓者登録をしましょう」
調月に手を引っ張られて、俺たちはラウンジを出る。そして空港に付設されている電車に乗って首都中心部へ向かった。
「なんというか、ここ本当に異世界?電光掲示板とか広告が日本語なんだけど?」
電車の電光掲示板は行き先である『アウリス中央』と日本語で表示している。時たま英語とかに変わるけど。さらにいうと天井からぶら下がってる広告も日本語だった。
『魔法書中古買取ならイスミ屋』『ステータスシステムOS・アプリケーションのパイオニアのコウヨウグループ』『武器防具のメンテナンス改造はアヤシロ亭』
「異世界発見時に一番活躍したのは、驚くことに日本人の冒険者たちだったのよね。皮肉にもほら異世界転生系の小説流行ってたじゃない?あのやり方をここで模倣して成功を収めたものたちが続出してね。その圧倒的リードからここの公用語は事実上日本語よ。亜人たちも日本語を勉強して街の方に出てくるしね」
「俺としちゃ楽でいいけどね。異世界のロマンは何処へ?」
「そんなものは早く捨てた方がいいわよ。ここは『冒険』ではなく『開拓』の最前線なのだからね」
調月は皮肉気に笑みを浮かべる。会話が途切れたので窓の外を見る。街並みも現代的に見える。だけどなんといえばいいのだろうか。バラック小屋とかレンガ詰んだだけの粗末な建物ばかりが見える。
「空港は『壁』の外にあるから、電車の高架線はスラム街の上を通ってるのよ」
「壁?」
「そう。壁。開拓初期に最初の街のアウリスを壁で覆ってモンスターから身を守ったの。でだんだんと人が増えていくたびに壁の外側に壁をまた作って街を造ってての繰り返し。壁の中心が政庁街になっててここをゼロ区ってみんな読んでる。それで一番目の壁の外側から一区、二区って街が広がってるのよ。いま電車が走ってるここは一番外側の壁の外でスラム街になってるの」
「街に歴史ありだな」
開拓が始まって20年だがすでに歴史が見え隠れする。
『まもなく首都の壁の内側に入ります』
車内にナレーションが響くと同時に社内が少し薄暗くなった。そして電車はトンネルに入る。そして再び明るくなると窓の外にはとてつもなく巨大な街並みが広がっているのが見えた。
「すごい!なんだよあのビル群!それにあれもしかしてドローンの空飛ぶタクシーとかか?!」
そこには実に近未来なデザインの高層ビル数百棟も建っている。さらに地球じゃまだ実証実験中の空飛ぶタクシーなんかも飛んでる。
「ここじゃ開拓で得られた資源や資金をすぐに新しいものに投資するからね。街がどんどん巨大に成長していってるのよ」
「いやぁ大都会だなぁ。ますます異世界感がないな」
そして電車は何度か壁のトンネルをくぐってとうとう『アウリス中央』駅についた。降りるとそこは東京やニューヨークさえも霞むような大都会だった。
「まるでお上りさん丸出しね。可愛いわよ」
「うるせ。アラフォーに可愛いなんて言うんじゃないよ」
調月に案内されるままビル群の間を歩いていく。少し離れたところに巨大なビルの中でもさらに巨大なビルが一棟見えた。
「あの超デカいビルは?」
「あれが国連拓務庁の本部ビル。でも開拓者登録はあそこじゃなくて別棟でやることになってるからそっちへ行くわよ」
そして大きな入口を持つビルまで案内された。
「ここが拓務庁の出張所の一つ。各種事務手続きとか、あとは
「何クエストって?」
「拓務庁が民間に発注してる公共事業よね。でも中身はモンスター退治とか犯罪者の逮捕とか、未探索領域の調査とか、資源の採取とかそういうこまごました業務ね」
「あーわかった。いわゆるギルド的なシステムね。俺もゲーム世代だから感覚的にはわかるよ。でもそれを公共事業っていうのなんか抵抗感感じるなぁ」
ビルの中に入って、受付場に向かう。町役場みたいなのんびりした雰囲気がある。空いていたので、開拓者登録は一瞬で終わった。
「開拓者カードを持っていれば、クエストとかを受けられるようになるわ。実績を上げるとランクが上がって色々な公共サービスが受けられるようになるわ」
「へぇ。ところで魔力測定してランクS!とかないの?」
「お役所仕事にそんなものあるわけないでしょ。開拓者ライセンスなんてただの身分証でしかないわ」
やることは終わったので、俺たちはビルを出た。
「とりあえずご飯でも食べましょうか」
「そうだな。何食べようか?いいとこあるか?」
「ドラゴン料理でも食べてみる?」
「なにそれすげぇ?!超食いたい!」
調月に案内されるまま近くのビルの地下街に入った。日本と違っていろんな人種がいる。白人、黒人、アジア系、中東系等々。そしてそれだけではない。
「なああれってもしかしてエルフってやつ?」
俺は隣の調月に小さい声で話しかけた。近くにビジネススーツを着たイケメンな耳の長い人種の男の人がいた。和食のランチのメニュー看板をじーっと見ているのがすごくシュールに感じられる。
「そうね。この世界の先住種族の一種ね。この世界には地球人と同じタイプの人間はまだ確認されてないわ。でもいわゆる私たちがファンタジーで嗜んできた亜人種の類はだいたいいるわね」
近くを見渡すと犬耳の女とか、猫耳の男とかもいた。狐みたいな尻尾を振るOLさんもいる。カオスである。
「ここがお勧めのドラゴン料理屋さん」
中に入ってウエイトレスに席に案内される。内装は丸の内のオフィス街に在りそうなお店って感じ。
「ここほんとに異世界?メニューががっつり日本語だよぅ」
ドラゴンの唐揚げ、天ぷら、ハンバーグ、ステーキ等々と書いてあること以外はマジで日本のレストラン街と雰囲気が変わらない。
「お刺身定食がおすすめよ」
「お、おう。ドラゴンって刺身で食えるんだ…。じゃあそれで」
俺たちは注文する。定食はすぐにテーブルに届いた。ぱっとみは魚の刺身にしか見えない。俺はおそるおそる一切れとって醤油とワサビをつけて食べてみる。
「…うま!」
濃厚な旨みがあるのにさっぱりとした口当たり。味は言うならばマグロと鶏肉の中間かな?
「でしょ。でもね。もっと美味しく食べられるのよ」
調月はご飯の上に刺身を二切れのせる。そしてそこへ定食についてきたなぞの餡をかける。さらに急須に入った謎の白いだしをそこへかけて、お茶漬けのようにして食べる。
「ふう。このコカトリスの淡麗なだしの香りとスライムの濃厚な旨みですごくごはんがすすむのよ」
「俺もそれやる!」
同じようにして刺身だし茶漬けを作って、俺は食べた。爽やかな鳥、多分コカトリスだしとスライム案の旨みが合わさってそれとともご飯が喉を通るたびに満足感が胸を満たしていく。
「「ごちそうさまでした!」」
ドラゴンのお刺身定食。とてもおいしかったです。
飯を食べ終わった後、一区にある拓務庁の付属研究所の一つに案内された。
「ここがあたしの今の職場。一応テニュアの教授よ」
通されたのは調月の執務室。資料が山積みになっていていかいにも研究者らしい部屋って感じだ。
「で、あなたはいま無職の情けない中年よね」
「一応俺だって日本じゃテニュアの准教授だったからな。無職とかいうな」
「ふふふ。でも無職は無職。だから提案があるの。あなたにここの特任教授のポストを用意するわ。テニュアはないし、薄給だけど、肩書だけは立派だし、研究施設も使える」
「なるほど。それで自分の体を治す手段を研究しろってことか」
「ええ、でも今ここの研究所が所有しているサンプルの中には有望なネタはないわ。だから同時にあなたには街の外へ出て、この世界の調査と探索をやってもらうわ」
「ああ、なるほどね。街の外の未開拓エリアで有望そうな資源を採取して、それで体を治す薬を作ると」
「そういうことね。じゃあ案内と手続きをするわね」
特任教授の雇用契約を研究所と結び、執務室を一つ与えられた。それと各種実験施設のレクチャーもうけた。あとは然るべきサンプルがあれば、体を治すための研究ができる。
「今日のところはこんなところにして、探索用の装備を買いに行きましょうか」
調月の提案で俺たちは冒険者たちが集まるマーケットに向かうことになった。そこは五区の一角にあった。
「なんだろう。初めて異世界感感じるぅ」
「そうでしょうね。まるで小さいころやったゲームの街みたいだものね」
そこはアーケードの商店街になっていた。だけど扱っている商品が実に物騒。どでかい剣が飾ってあったり、いかにもな鎧姿のやつがうろうろしてたり、まあカオス。ここもいろんな人種の人間がうろついているが、日本語が飛び交っていて、やっぱりなにか異世界感的なロマンが感じられない。
「あたしは武器のこととかよくわかんないからお任せするわ。だって女の子なんだもん」
「アラフォーが女の子とか言うのみっともないからやめた方が良いよ」
でも調月の見た目はどう見ても若い。若作りになにか秘密でもあるのだろうか?
「なあ銃は売ってるのかな?」
「普通に売ってるわよ。アウリスには武器の所持規制はないもの」
「じゃあ刀と銃を買おうかな。でもそもそもなんだけどさ」
「何かしら?」
「病人の俺がどうやってモンスターと戦えっていうの?」
この先病状が進めば体力は落ちていく。というかそもそも普通の人間の運動能力でモンスターと対峙できるの?
「なんかあるんだろ?確かステータスとかスキルだとか。そういうのを使って自分を強化できるって聞いてるぞ」
「あ、そう言えばそうね。あたしは使わないからすっかり忘れてた。それはならこっちにあるわ」
調月に連れられて入ったのは電化製品を扱っているビルだった。
『かおうよかおうよ~♪こうようグループ~♪』
謎のテーマソングが流れている。調月と共にPCコーナーに行き、店員を捉まえる。
「ステータスシステムの端末頂戴」
「ありがとうございますお客様!ところで現在ステータスシステム用のクラウドサーバーが月額3000園と大変お安くなっておりますがいかがでしょう」
空港でこの世界の通貨と両替したけど、この異世界エスペランサの通貨って『園』と『銭』なんだよね。日本人さんさぁ昔相当この世界で暴れまわったんだね。痕跡残しすぎじゃない?
「クラウド型のシステムじゃなくて組み込み型のデバイス型システムを頂戴」
「ですがクラウド型と比べるとかなりお高くなってしまいますが」
「かまわないわ。むしろ組み込み型で一番最高のやつを用意して頂戴」
「かしこまりました!!」
調月と店員の会話が謎だったが、ステータスシステムの用意はしてくれるそうだ。
「なあ俺そこまで金ないよ。生活費とか住居も探さなきゃいけないし」
「別にいいわ。ステータスシステムはあたしが奢ってあげるぅ!無職の中年おっさんに貢いじゃうなんてあたしってばまじで可哀そうぴえん!」
なんかツッコミどころが多いけど、世話になっている身なのでツッコミはしない。
「こちらが当店最高の組み込み型ステータスシステムのデバイスでございます!」
出てきたのはメカニカルなチョーカーだった。
「初心者から上級者までどんな魔法やスキルも超高速で発動できる演算CPUを搭載し!さらにはステータス強化のメモリ容量もたっぷりと確保しております!さらに追加でアプリケーションを積むこともできるだけのディスク容量もあるので、拡張性もばっちりです!」
「じゃあそれ戴くわ。カードの一括で」
「一括?!こちらは1000万園ほどするのですが」
「ぶほぉ」
俺はそれを聞いて吹き出してしまった。高すぎだろいくら何でも。
「問題ないわ。あたしのカード限度額一億園あるし」
「ぶへぇ!」
さらに噴出した。調月の持ってるカードがすごすぎる。いったいなに?すごいパパでもいるの?怖いから触れるのやめておこう。
ステータスシステムのデバイスはカードの一括払いで見事精算された。店員も俺も驚きを隠せなかった。買ってすぐにその場でそのチョーカーを装着する。
「こうやって弄れば筋力とか防御力を強化できるの。まあ詳しくはネットで調べなさい」
実際にその場でウィンドウを出して、筋力を強化してみた。店員さんが試しに持ってきてくれた鉄筋もまるでゴムのように簡単に曲げることが出来た。ステータスシステムすごいぃ。
「あとは武器を買いましょ」
調月と共にビルを出て、武器のマーケットエリアに戻ってきた。
「で、何の武器にするの?」
「刀をまずは適当に買うよ。あとは銃かな。アメリカに留学してた頃は週末は仲間内でシューティング三昧だったから扱いは慣れてる」
「そう。じゃあま適当に」
調月はあんまり武器には興味なさげだ。俺は適当に入った店で戦闘服とボディーアーマーを購入する。米軍の払い下げ品のようだ。それと刀を一振り買う。そんでもってガンショップに入る。
「うーん!いいねぇこの並んだ銃の列!頼もしい!」
「何がいいのか全然わからないわね」
調月はきっと9mmパラベラム弾と5.56mmNATO弾の違いも判らない無粋なやつなのだろう。
「すみませーん!45口径のハンドガンと、5.56mmNATO弾系のアサルトライフルくださーい!あとショットガンも!弾は…」
「オタってウザいわね…」
調月の生暖かい目がウザいけど、銃は俺にとっては趣味みたいなもんだ。買い物が実に楽しい。ハンドガンとアサルトライフル。それにショットガンを手に入れて。店を後にした。
住む場所は明日探せばいいとして、今日の宿を探さないといけない。
「安くて安全なホテルってある?」
「そんなとこ止まらなくてもあたしの家に泊まればいいじゃない」
さらりと出た言葉に俺の体がぴくっと震えた。もういい年した中年の男女である。泊まっていいが何を意味するかなんて分かり切ってる。でも俺って既婚者なんだよね。それってやっぱりだめでしょ。と思った時だった。調月が俺の左手をぎゅっと抱き着く。
「奥さんに逃げられたくせに何悩んでるの?」
調月の艶やかな笑みにドキッとしてしまう。そして久しぶりに感じた妻以外の女の柔らかさに言葉にできようもない滾りを感じてしまう。そう。俺は妻に逃げられた身である。…そう。逃げられたのだ…。じゃあそれって仕方なくね?仕方ないよね?そうだよな!
「そうだな。お金勿体ないし、お前んちにお世話になるよ」
「ふふふ。そうよね。それがいいわよ」
そして俺は三区にある調月のお家に案内された。堂々としたタワマンの高層部の一階層分が丸々調月の部屋だった。こいつの金回りにきな臭さを感じるけど、それよりも今は隣に感じる女の体温の方がずっと大事だった。
「今日は疲れたわ。先にシャワー入るわね」
「ほーいよ」
俺はテレビをつけて、ソファーでくつろぐ。そしてバスローブを来て出てきた調月が俺の傍によってきて耳元で囁く。
「今日だけは奥さんの事わすれちゃいなさい」
そして彼女は寝室の方へといった。俺もすぐにシャワーを浴びて、調月のいる寝室に入った。くらい部屋。窓から摩天楼の明かりだけが調月の肌を照らす。昔付き合って頃と変わらない艶めきを感じる。俺は調月に覆いかぶさりキスをする。バスローブを脱がしてその肌に触れる。その感触は若いころとちっとも変わらないすべすべとして張りのある綺麗な肌をしている。調月の赤い瞳が濡れている。そして俺たちは体が動かせなくなるまでさんざんと交わり続けた。
朝起きたとき、隣には調月が裸で寝ていた。そのことにひどく安心した俺がいる。昨日の夜はとても熱かった。調月の肉体は若かったころと変わらず美しいものでとてもアラフォーとは思えなかった。それに結婚して以来久しぶりに妻以外の女を抱いたことにとても燃える自分がいたのも事実だ。俺は寝ている調月の頭を撫でる。若いころと変わらない可愛らしいね顔だ。
「昨日は最高だったわ」
調月が起きて、俺にキスをした。
「やっぱりセックスっていいわよね。久しぶりだけど本当にいっぱい感じちゃった」
可愛らしいことを言っている。けどちょっと気になった。調月はどれくらい久しぶりだったのだろうか?調月は美人だ。男には困らなかっただろう。
「久しぶりってどれくらい?三か月とかくらい?」
こういう下ネタが言えるのが体を重ねた仲ってやつだ。別れた後の調月の男性経験はけっこう気になる。そいつらを超えて、今日俺は最高だったと言わしめたのだから、男としての自信が湧いてくる気持ちだ。
「そうね。セックスしたのはあなたと別れて以来よね。長い間してなくても案外体は動き方を覚えてるから不思議よね」
「ぇえ…」
なんかさらりとヤバいこと言われたよね?俺と別れてからずっとセックスしてない。ちなみに俺と調月はお互いに初カレ初カノ同士だった。
「どうかしたの?顔色悪いけど。まさか病気で調子悪い?!」
調月は心配そうに俺の顔を覗いてくる。病気の調子悪さは薬で何とか鎮静させているから大丈夫。感じているのはすさまじい別のことだ。地雷系は重い。そんな俗説だと思ってたし、今でもそう思いたい。
「い、いや大丈夫」
「そう?でも辛かったらいつでも言ってね」
俺にぎゅっと抱き着いてくる調月からは確かに愛情を感じる。でも俺は叫びたかった。
重ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!
こうして異世界生活二日目が始まったのである。
****作者のひとり言****
割り切った大人の関係じゃないんですかぁ…つら…。
次回から探索始めます。
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