第7話 ネットスーパー
「金貨五千五百枚だぁー!」
「とりあえず分ける?」
「いや、コウタが持っててくれ!アイテムボックスだと安心だからな」
ウェスは何を買おうか迷っている最中のようだ。
俺も何に使おうかなぁ?
とりあえず大型モンスターようにAA武器でも作るかな?
「カンパーイ」
「いやあなんにしてもコウタ様様だな」
「本当だよ。コウタさん」
「やめろ、気持ち悪い」
「ピィー」
ルナも気持ち悪いってよ。
「俺はいっとき休みが欲しいかもな」
「あ、いいねえ!」
「この街はまだ探索してないしな」
「俺はまた魔法関連だな」
「また籠るのか?ほどほどにしとけよ?」
「危なっかしいし」
「おうそこら辺は考えてるから大丈夫」
たぶん時が止まってるんだと思うけどひどく腹が減るしな。
「どうする?金貨どれくらい渡しとく?」
「そうだなー。持ってたら使いそうだし500くらいでいいんじゃないか?」
「俺もそれで」
「んじゃ渡しとくわ」
500づつ金貨を渡す。
ルナを預かってもらって俺は部屋に篭る。
まずは体調管理の魔法を創造する。
寝てても勝手に食べたりする魔法だ。
つぎにネットスーパーの魔法を創造したら意識がなくなった。
「はっ!」
目の前にはギースとウェスがいた。
「今日何日だ?」
「あれから一週間だ。寝てるのに食べにくるから女将さんが困っててよ?金は出しといたから大丈夫だけどな」
「ありがとう、そこまで気が回らなかった」
「で、なんの魔法なのさ」
「見てろよ」
ネットスーパー、おぉ!ビールからかな?
段ボールで届くとみんなびっくりしてた。
「開けてみてくれよ」
「なんだこれ?」
「ビールってんだ!キンキンに冷えてて美味いぞ」
俺が一本開けて飲むと、
「くぅーー」
「こうか?」
「ゴクゴク」
「うめぇ!エールよりうめぇぞ」
「だろ?甘いもんも好きだよな」
「おう!嫌いな奴いるのか?」
ここは和菓子だな。
段ボールでまた届く。
「これは?白いけど?」
「食ってみたらわかるぞ」
恐る恐る食べて、
「うめぇ!これサイコーに美味えな!
「ピィー」
ルナも喜んでいる。
「まぁ、こう言う魔法だ」
「そりゃ一週間かかるぜ」
「そうだな、にしてもビール?がうめぇ」
ギースは甘いものよりビールらしい。
ルナとウィスは取りあっている。
支払いは金貨一枚で一万くらいか。
ウイスキーを出してギースに飲ませる。
「な、なんだこれ!芳醇な香りで酒精が強い」
「ウイスキーだ。たっぷりあるから飲め飲め」
「おう!これはゴクゴク飲むもんじゃねえな」
「まぁそうだな。他にも色々出せるからよ」
「甘いもの!」
「ピィー」
「つぎは、ケーキでいいか」
「ふわふわで美味え」
「ピィー」
その日は朝まで飲んでいた。
「うー、頭がいたいぜ」
「飲み過ぎだぞ?」
「お前が言うなよな」
おれは久しぶりのコーラにかんどうしていたし。ウイスキーのコーラ割りを飲ませたら美味いと言ってがぶ飲みしていたな。
「キュア」
「お。頭の痛みが治ったぞ」
「回復してやったんだから今日はどっかに連れてってくれ!1週間ぶりに外に出たい」
「任せろ!ウィス!いくぞ!」
「おう!」
「ピィー」
ルナは相変わらず頭の上がお気に入りである。
「ここは辺境と呼ばれる土地柄やはり防衛の拠点みたいだが、それでも栄えてるのは防衛が完璧なんだろ。
へぇ。市場が盛んな所だな、お、りんごに葡萄もあるじゃないか。買っておくか。
食料の買い溜めをしていく。
「そんなに買って大丈夫か?」
「いつか食べるだろ」
「ネットスーパーってのがあるんだろ?」
「あっ!」
「忘れてたなこいつ」
歓楽街にもきてみたがうーん、いまいちそそられないなぁ。
お、あの店は良さそうだけどぼったくりだな。てか。女の服が地味なんだよな!
「ここはいっちょやったるか!」
「な、何をする気だ?」
ゴツいおっさんに向かっていくと、
女物の服があるけど買わないか?
「は?おまえなに。え?やだ可愛い」
「な!これきたら売り上げ倍増間違いなしだ!」
「いくらだ?一枚金貨一でどうだ?」
「あるだけ買おう!」
「まいど!」
それからも売り続ける。
「おまえ。やりすぎじゃないか?」
「ちょっとやりすぎたかもな」
みんな似たような服を着ている。
でも、さっきよりはマシになっだろ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます