第2話 AA


 は!ここは?さっきの場所か!敵が来なくて良かった!今のはMP切れか?

 こらやばいな、使う時は宿屋だな。でもマップが使えるようだな。ここから南に向かって歩くと街道があるな!

 赤い点が敵かな?よし。いっちょレベル上げをするか!猪が尻を向けて何か食べてるな!

「いまだ」

 剣を肛門から突き刺すとバタリと倒れた。

「よしっ!って人食い猪じゃんかよ!」

 食っていたのはグロ画像で見れません。

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玉城 幸太  二十二歳

レベル27    職業 魔法剣士

スキル

創造魔法

ユニーク

千回一技

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そりゃ人が負けるくらいだから強いわな!

レベルが上がったのは良かったけどこの人どうしようかな?

「早くこれを!」

振り向くと男が投げ渡したものを見ると瓶?振りかければいいのかな?

「こう?」

「そうだ!生きてるか?」

「あぁ、なんとかな」

 起き上がる人間に吐いてしまった。

「うわあ!グロいかもだけど我慢しろよー」

「だ、だってオロロロロ」

「汚っねえなぁ」

 男はどいて避けると、

「オロロロロ」

「もらってんじゃなえよ!」

 ようやく落ち着いてみると男二人で行動していたようだ。

「それにしてもキングのけつにぶっさすとはな!恐れ入ったぜ」

「うお!、けつに剣刺さってるし!」

「そうだ刺したままだった」

 抜こうとしてもびくともしない、三人で解体していく。解体上手いなあ。これも千回やればスキルになるのか。

 ようやく解体も終わり剣も川で洗ってきた。

『キングボア』と言うボアのキングで2人で戦ったが、攻撃が効かず仲間も喰われそうだったところに俺が来たらしい。バラしたキングボアはマジックバックに詰めておく。

「おい、マジックバックなんて持ってんのかよ」

「いいなぁ、俺も欲しいぜ」

「やんねーからな」

 食われてた方がギース、後からの方がウィスだ。

「こっちだ」

「ほんとだ」

「どれ、俺がやる」

 狩人のウィスが、弓矢でラッシュボアを射抜く。

「やるじゃねーかよ!」

「やりぃ!」

 次々とバックアタックを繰り返して獲物も大量だ。

 マジックバック様々だぜ。


「んじゃ冒険者になりに来たのか?」

「おう」

「こりゃ最初がキングボアなんてすげえルーキーだな」

「でな、今まだ文無しだから換金するまで」

「なんだよ、俺を助けてくれただろうが」

「入町税くらい払ってやるよ」

 まじでいい奴らと出会えたな。


 門から街の中に入ると色んな種族がいた。

猫耳からエルフ。岩男のようなやつまで。

「おーいこっちだ!はぐれるなよ!

「おおう!人多いな」

「だろ?ここがウォッカの街だ」

 へぇ、ウォッカの街ね。酔いそうな名前だなぁ。


「でここがギルドだ」

「でけえ建物だな」

「まぁ、冒険者も多いからなぁ」

「退けよ」

「あ、悪い」

「クセの強いのも多いからきをつけるんだぞ」

 ギースが小声で喋る。

「まずは冒険者証の発行だな。すぐ済むさ」

 受付に行き冒険者になりたいと話すと水晶に手を置けば発行完了。

「んで、解体場に獲物を持っていく」

 解体場は別の部屋らしく血生臭い。

「おう、ギースにウィスじゃねぇか、何持ってきたんだ?」

「驚くなよキングボアだ!」

「ハハッ、冗談はいいからだしな」

「コウタ、出してやれよ」

「ここでいいのかい?」

「あぁ、いいぞ」

 キングボアや他の獲物の素材を出すと、

「待て待て悪かった!こっちに出してくれ」

 一回戻してまた出す。

「まさかお前らがキングボアをこんな綺麗な状態でなぁ」

「コウタのおかげさ」

「だな!俺死にかけたもん」

「なーはっはっ!持ってきたことに意義があるってもんだ。最高査定だな」

「「よっしゃ」」

 何も訳がわからずに最高査定にビックリしていた。

「キングボア分はコウタの分だあとは仲良く三等分」

「いいのか?」

「逆に貰っちまったら審判の神に怒られちまうぜ」

 と言うわけで金貨50枚がキングボア分、金貨12枚と銀貨2枚が三等分の分になった。

 銀貨一枚が一千円くらいの価値だ。

 大金持ちじゃねーかよ!

 ギースとウィスに宿屋を紹介してもらって、少し籠るといって、創造魔法でアイテムボックスを創造すると。


 腹減った。

 今日は何日だ?

 下になんとかいくとギースとウィスがいて、

「よお!ようやく顔見せたな!」

「三日は長いぜ」

「三日かよ。女将飯くれ」

「あいよ」

 ガツガツガツガツ!

 とりあえず腹一杯になるまで飯を食う。

 ふぅ。

「落ち着いたか?」

 ギースが不安げに呼びかける。

「あぁ。三日も食べてないと死ぬかと思ったぜ」

「何も食ってなかったのかよ!まじか」

「驚いた、何やってたんだ?」

「マジックバックを二人にやろうと思ってな」

「「えぇー」」

 とりあえずはアイテムボックスが成功したかだがコップをもってアイテムボックスに入れると念じると入る。頭の中にコップが入っているのがわかる。

 で取り出すと、

「アイテムボックスかよ!」

「すげえじゃねえかよ!どうやんだよ?」

「それはひみつだ」

「じゃあ、マジックバックはウィスが持つ事になるのか?」

「そうだな!いやったぜ!」

 ウィスはうれしそうだ。

「三人でパーティ組もうぜ!」

「それはいいなぁ!」

「コウタは前衛だろ?」

「そうだな、魔法剣士だ」

 へぇ。じゃ後衛もいけるな!

「俺が遊撃、シーフだから斥候もやるぜ」

「んで後衛が、俺だな」

 マジックバックを、部屋で俺のアイテムボックスに移し替えるとウィスにわたす。

「いやっほい!」

「んじゃ明日の朝下でな!」

「おう」

 の前に火魔法を創造するとすぐにできた。MPが上がってるのかもしれない風、土、水、回復を、創造してから寝た。

“どんどん”

「おーいコウタ!」

「おっ悪い!」

「しっかりしてくれよ!」

 どうやら寝坊したらしい。

「今日も狂気の森でバックアタックか?」

「だな、って狂気の森っていうのかよ」

「あぁ。キングボアなんて上のランクのやつから見れば下の下だぜ?」

「まぁ、俺たちは俺たちだけどな」

 俺がFランクでDランクが、ギースとウィスだ。

「よし、今日も頼むぜ!コウタちゃん」

「任せろ」

 バックアタックは成功していていい感じで狩りができている。

 

 またしてもキングボアがいた。

 よしまたAAアナルアタックだな!

 狙いを定めていまだ!

『ブモオオォォォォォ』

 そして捻る。

 キングボアを倒した!

「よっしゃー」

「やったぜ!」

「AAぱねぇな」

 三人で解体してマジックバックに入れる。

 剣を川で洗って、匂いは…まぁ、大丈夫だ。

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