1話 初の刑務所
「えぇ....はぁ...ここが刑務所..」
何もない海面にぽつんと建物が建てられていた
コンクリートの壁に扉が設置されている感じの建物だ..コンクリートにはコケなどが生えている
手入れはあまりされて無いって事か
まぁ海のど真ん中だしな
目隠しで何処かはわからないが
高さ約3m横約5mの扉だ...
扉には鍵穴がある
壁には何台か防犯カメラがある
僕は看守とともに扉の前で立った
看守がポケットから鍵を取り出し
そのまま鍵穴に入れ鍵を開けた
「うるさい入れ」
看守が無理やり僕を入れようと押してきた
反発したら...どうなるかはわかる...
手には手錠を付けられているし
看守は拳銃を握っている
勝ち目はゼロか...ここで死ぬより
隙を見つけて脱獄をした方がマシだ
「わぁかりましぃた..まぁ僕のスーパーテクノロジーにかかればぁこんなな刑務所...余裕だよ」
僕は扉をくぐった
扉の近くにエレベーターが設置されている
「何が...余裕だ?」
僕が入ったことを確認してそのまま扉をくぐった
10秒くらいの無音が続いて
扉が勝手に閉じた
ハイテクだなーコケだらけの刑務所とは思えないなぁね
「ここのルールを教えよう!
1 囚人同士の争いは禁止だ
2 刑務官の話は絶対聞かないといけない
3 勝手に物を持ちこんではなたない
4 脱獄などと言う無駄なことを考えたりしてはならない」
中にあるエレベーターに乗り看守がボタンを押した
地下1階 フロア
エレベーターが下へと下がっていった
透明なコンクリートで出来たエレベーターな為
水中の景色が綺麗に見えるようになっている
見た感じ
刑務所は特製のコンクリートで出来た水中施設だ...
看守が言っていたルールか...
脱獄...
「無駄じl..」
「何だ?」
「いっいえ何でも」
「いいな..絶対に破るんじゃあ無いぞ..」
「あっ当たり前じゃ無いですかぁ...はは...ところで名前は何ですかぁ」
「ほぉ 興味あるのか?」
少しでも空気を良くしたいのと
看守との仲を良くしたいと思い
僕は話しかけた...話題作りだ
看守との仲が良ければ脱獄も簡単になるかもしれないしな...
「えっ..別に」
「私の名は...たk...鈴木 隼士だぁ」
「おぉ、、、すっごいですね」
珍しい名前だな...
鈴木...何処の国の名前だ?
「お世辞もここまでだ」
「はいはい」
「変なこと考えるなよ」
「わかってますよ...」
「まぁ最初のうちは怖いがだんだんと慣れるさ」
「へーい」
エレベーターが刑務所内部に到着した
エレベーターのボタンは他にも
地下2階3階がある...
脱獄に使えるかもな
「では降りようか」
エレベーターのドアが開いたのと同時に
僕と看守はエレベーターから降りた
そのまま正門へ向かい
荷物検査や何をしたかの説明や詳しいルールやルーティンなどを聞かされた
地獄だった...特に荷物検査
思い出すだけで吐きそうだ...
今の時間帯は自由時間の為
運動場へ連れて行かれた
看守は
看守が持っているキーカードで運動場の扉を開け僕を放り込んだ
足に軽い擦り傷が出来た
脱獄したら覚えてろよ...
「おぉぉお新入りだぁあああ」
「ここに連れてこられるって事は極悪人なんだろぉーう」
「ひぃい」
なっなな
こここ...ここって
一体...どんだけやばい罪を犯したら
こここ...こんな所に連れてこられるんだよ...
こっここ紅茶を飲んだだけで....
おっ終わった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます