脱獄

0話 裁判



中心に裁判官

その周りに黒服のボディーガードが3人..

僕の左右の方向には警察官が大勢いる


ちっ

手には手錠をかけられ

体を椅子に固定された


本当に紅茶を

飲んだだけでこうなったんだよな..

絶対に逃げられない...

周りの目線がそう語っている

普通に警察官が拳銃を握っているし


「紅茶を午前に飲んだだけで!どうしてこのような刑に!?おかしいと思いませんか!」

「国家反逆罪と国家転覆この二つの罪を犯した奴がなにを言う!」


この国って法律も裁判も警察も全員狂ってるのか!?


「こんな事をして居るから旅行したく無い国ランキング堂々のワースト1位になるんだよ!」

「うるさい!悪いのはお前だぁ!」


裁判長が人差し指を僕に向けた

周りの警察官の口がニヤけていた

賄賂か...やられたな

どうやって勝つんだよ


くっせめて死刑ではないでくれ


不満げな顔で裁判長を睨みつけた

警察はより強く拳銃を握り僕に視線を集めた


「懲役ぃを下す」


周りがざわつき始めた


「くっ」

「えー...懲役...(早くママのカレー食いたいしぃまぁテキトーでいいかぁ)5億年で!!!!!」


えっなんて言った?

5億?

5年の間違えじゃないのか?

えっなっ


「....ふざけるな!?僕の人生がいくら長くてもずっと刑務所の中に居ろって言うのか!?本当にふざけるな」

 

警察官の何人かがドン引きしていた

精一杯抵抗したり叫んだりしたが


それも虚しく

裁判長からは虫を見るような目で見られた


「(チキンカレーがいいな〜)以上で終わります」


裁判長はよだれを垂らしなが帰って行った


何人かの警察官がこっちに向かって歩いてきた

椅子から僕を解放し


僕を囲うように何処かへ連れて行かれた

目隠しを強制的にされ..そのまま何処かへ連れて行かれた


人生おわったな...うん


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