第14話

基本的に、親友達は俺を誘ってくれる。俺と一緒に居たいと思ってくれる気持ちと、多分俺を一人にしたら虐められるから守ってくれるのもあるだろう。


 だけど俺もたまには一人の時間が欲しい時がある。


 「ごめんな、カズ今日は一人で屋上にいようと思う」


「そうか、わかった」


親友達は俺の気持ちを汲んでくれる。決して親友達と居ることが嫌とか、毎日同じで飽きるとかじゃない。


 ただ元から、一人でゆっくりすることも好きなだから


 そして、今日は屋上でゆっくり空を見る。


 平和だな。


 考えを無にする。何も考えず、ただ心地よさに身を任せる。


 ・・・


・・・


・・・


そして、気がつくと


 「どけよ!!さっきからすでに無視してんじゃないわよ。


 「アンタがここに居ると落ち着いてご飯食べれないじゃない」


「キモォ、何かっこつけてるの?」

包囲が囲まれるなんてザラだ。


そして、丁度


 「お、丁度、一人モード終わったか?」


「うん」

カズが頃合いを見て会いに来てくれる。


 「えっ、カズくん」


「一人で弁当を食べてたんじゃ」


「もしかして聞いてた??」


「全部、三者が望み通り、消えるなら、俺も消えるけど」


 「ご、ごめんなさい!!」✖︎3


そして、カズに嫌われることもセットだ。


「なぁ、カズ」


「何だ?」


「たまに、自分がモテる前提だ話すよな。確かにそうだけど」


「そっちの方が相手にすると楽な時あるからな」

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