第8話
「やりますか」
「良いぜ、三者」
俺とカズはは腕相撲(独自ルール)をしている。めちゃくちゃ見られてる。主にカズを俺は負けろと言う目で
だが勿論俺も気にしないし、カズも気にしない。カズは前は気にしてたがそんなことで俺達の楽しみを少なくされてたまるか!!
「ハンデ欲しいか??退員くん」
「くれ、一本先取った扱いで」
「遠慮しないな・・・まぁ良いぜ」
奢り掛かっているから、遠慮しない。
「じゃあレリー・・・ファイ」
俺達の腕相撲は特殊ルールで手を付けたら負けだ。それだけが基本ルールであとは基本何をしても良い。そのため机から腕を幾ら離れても良い。
だからつまり、女子から見たら、手を握り会った男子が一緒に暴れてるように見えるが、そんなのは無視する!!楽しむために、
この勝負の鍵は、自分が相手より手が上の方になり、全体体重を掛けて、手を下ろす。逆に、下に居る方は全体重を掛けて、天井から来る物から耐えるイメージで力を入れる必要がある。
今はカズが上になっていて、足を曲げて全身の体重を掛けてくる。顔も凄く必死で、とても学園の三大トップとは思えない絵面になっている。
「フェイントかけても無駄だぞ。」
手が机に着いたら勝ちだから、机ギリギリひっくり返す手もあるのだが、それは非常に難しいかなりの力が居る。
「この勝負は俺の勝ちだ」
そう、カズの言う通り、このゲームは圧倒的に手が上になったら勝ち。だが俺はすでに一本取ったある。だから今出来るだけスタミナを削る!!
ーーーーーー
「ってこと奢りな、三者」
「わかった」
実際、上側の方は体重を使うだけでほぼスタミナ使わないんだよな。
クラスの女子達が喜んでいる。哀れやな俺。
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