その8 あまいひととき……そのに ★
その後色々と今後の話を詰めたり、常識の確認等をしたり、ネコちゃん家のより若干豪勢な食事(衛兵さんが作ったらしい)をしたり……2つの太陽も一番上から大分沈んできた(午後3時くらいかしら)ので一度解散という事になった。
ちなみにこの世界は春は大きな太陽1つ、夏は大小の太陽、秋は小さな太陽1つ、と太陽の数で区別するらしい。冬は? と思ったが、太陽が2つとも消える事はないらしい。私の世界と一緒だとしたら4ヶ月で四季が変わり3つ変わると1年、とかかな?
「……さて、ある程度話は纏まったが」
「ええ」
「**、今日は1人で家に戻っていて貰っていいかな?」
「……?」
「藍くんにもう少し聞きたい事、教えたい事がある。今日は1日私の家に泊まって貰おうと思う」
「……はい、わかりました」
ネコちゃんは少ししょぼんとして、明日の朝にまた此処に来るという事で帰っていった。今夜のアレにちょっと期待していたのだろう、かわいい。
衛兵さんも帰らせ、広いムラオサ宅に彼女と2人きりになる。ムラオサが温かいミルクを出してくれた。
「急にすまないね、少し他の娘の前では話し辛い事なのでね」
「何でしょうか?」
ミルクに口を付ける。昨日今日で一生分パニックになったと思う。少しの事でも動じないだろう。
「君は、処女かな?」
……ミルクを盛大に噴き出してしまった。
「な……ゲフン、いきなり何をっ!」
「すまないが真面目な質問なのだ。君の能力に関係する事でね」
「……」
「違います」
……
こんな私でも清楚な姉? と思っているらしい妹達にはとても言えないが……。
まず私の家は本当の両親が居ない。神社をやっている義父さんと義母さんは優しいが、若くして亡くなった両親の事で大分迷惑をかけてしまっている。
離れに住まわせていただいてるがこれ以上迷惑をかける訳にはいかない。将来的には独立し、私が妹達との生活費を稼がないといけない。
……真っ当なバイトと称して、援助交際をやるのも自然な流れだった。
表向きのバイト・コスプレ喫茶で働きつつ、裏ではそれなりに人気な女性専門の「娼婦」だった。幸い? 私の体型は色んな御姉様達に好評で、それなりにまとまったお金を頂いていた。
元来淫乱な性分だったのだろう、それだけでは飽き足らずに通ってる女子校の中でも先輩後輩と色んなプレイに興じていた。そちらは流石にお金は貰わなかったが。
……は、○歳の時に、あの人に貰われた。
彼女は私の母親の年の離れた知人で、武術の師匠で、憬れの人だった。
同性だからとかは関係なく、自然と私は彼女に惹かれていき、遂に告白した。
彼女はそんな私の気持ちを受け止めてくれて、遂に結ばれた。
……だが暫くして、彼女は急に私達の父母と一緒に姿を消した。
そして2年前、義両親……母親の妹夫婦に厄介になっていた私達の前に久し振りに現れ、両親の遺品及び「私と舞の妹」であるという御衣を置いて、また消えてしまった。
……彼女を恨んでいる訳ではない。御衣も私達によく懐き、凄く可愛い自慢の妹だ。
ただ、彼女は何も説明してくれなかった。勿論大人の事情など子供である私には説明しても解らないかもしれない。
それでも、説明して欲しかった。
……
「……藍くん?」
ムラオサさんの声にはっと我に返る。
「……すいません」
「……色々事情があるようだね」
「いえ、特に問題はありません」
「……そうか。では話を続けるが……君の力の源は、自然回復する訳ではない。一度限界まで使ってしまえば、何らかの方法で補充する事になる」
「……ま、まさか……」
「そう、性行為によって、この世界の人間から力を充填して貰うのだ」
……はー、と呆れてしまった。今どきそんなベタな設定のエッチな本もそうないだろう。
「……本当、なんですか?それ」
「……まぁ信じられないのも無理はない。だが決して巫山戯ている訳ではないのだ」
ムラオサさんはどこか掴み所のない感じだが、嘘をついている訳ではないのは解る。
「……藍くんの身体の何処かに、今まで無かった十字状の赤い痣が出来ていないか?」
「!……はい」
ネコちゃんから借りた服をめくって右肩の痣を見せる。
「この痣の濃さによって、君の力の残量というのかな? 使える回数が違うのだ……ふうん、オオカミを叩き潰すほどの力を使っている割に、随分と濃いじゃないか」
ドキッ。
「……さては、**とかな? まぁ彼女の態度を見ていたら想像は付いたが」
「なななな何の事やら」
「隠さなくてもいいさ。彼女は能力は優れているが責任感も強く、年相応の無邪気さが少なく堅い感じだったしな。若いのだし少し位快楽に溺れてもいい」
「快楽に溺れるって……」
「彼女は余程残念そうだったな、余程今まで知らないほどの快楽を与えられたのだろうか?」
ムラオサさんはニヤリと笑う。
「ここまで濃くなるとは、念入りに……を愛撫してたのかな? じっくり時間を掛けるほど、質のいい充填が出来るからな……彼女は帰宅させてしまったが、また呼び戻した方がいいかな?」
「……知りません」
見た目は可愛い少女だがやはり何十年、下手したら何百年も生きているらしいいやらしさだ。彼女の事はエロエルフ、いやエロフと呼ぶ事にしよう。
……
「……で、だ」
彼女は椅子から立ち上がり私に近付き、テーブルに手を置き顔を寄せてくる。心なしか顔が上気している。
「ぜひ私も、その力の充填に協力、をしたいのだが……」
「……」
これも話が出た段階から何となく予想がついていた。話だけならネコちゃんはともかく、衛兵さんを帰す必要もない。
彼女の軽く釣り上がった目が怪しく輝いたように見えた。まるで天使のような相当の美少女だ。身長は私と同じか若干低いかな? 私より年上で背が低い子は初めてかもしれない。でも年齢よりも子供の様な、逆に経験豊富な大人の様な、不思議な雰囲気に魅せられていた。
……先程から不自然に身体が熱く感じる。
「……まさか、さっきのミルクに……」
「いや、そういう無粋な事はしてないよ、我々には普通のミルクさ……ただ以前の異邦人達も、何故かこのミルクを飲むと身体が火照ってしまったようだがな」
といって彼女は飲みかけのミルクを少し口に含む。
「…そういうのを解ってて出すなら、同じ事です!」
本当に性悪な子だ。天使じゃなく小悪魔に思えてきた……だが、さりとて抵抗をする気はなかった。
……
彼女の……にかかった液を舌で舐めるとヒャッと震えた。
「ふふ……さ、休んでる暇はないわよ……私に、力を与えてくれるんでしょう?」
「ちょ……ちょっと待って……久々なんだし少し休まs……くふぅん!」
「ふふっダーメ、まだ私に……ってないんだからっ」
彼女をM字開脚気味に寝かせ、出たばかりなのにギンギンにそそり立った……を……に当てがう。こんなおおきいの、ちゃんとはいるかしらぁ……。
「じゃ、いただきま~す♪」
「……も、もう、休ませてって……いってるのにぃ……」
彼女の泣き言に構わず、興奮した私は……を充分濡れてる……にぐっと挿入し……
……
あ、あれ?
中々入ってこない。最近こんな太い……は御無沙汰だったからだろうか? どうも……が狭くなったような感じがする。
一度離して、……の湿り具合を確かめる。充分濡れていた。彼女の瓶のローションを借りて塗ってみる。改めてもう一度……
「いっ……痛っ!」
「ん?」彼女も気付く。「……どうしたんだい?」
「いや……なんでも……くっ、いっ、痛ああああっ!」
「……って、まさか、君は……」
何とか……は挿入った。しかし……
「…初めて、だったのかい?」
……忘れてた筈の痛みとともに、……から一筋の血が流れてきた。
※物足りない人は閑話集の8.5をどぞ^p^
チート少女の異世界妹探し RE. あるまん @aruman00
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