第3話
ぼくの愛しい憂鬱、
これに答えはない
僕が愛しいと思えば愛おしい
でも僕が狂気だと思えばそれはナイフになる
最近考えていたのだが
本当の狂気ってなんだろうか
僕は狂気っぽくないものが
案外自分を蝕んでるのを知らなくて
気がつかないうちに、僕自身を殺しちゃった、、とあとあと気がつくのは
狂気だな、と感じたりする
見ただけでわかる狂気や
感じてみてわかる狂気
誰かの狂気、向けられる狂気
狂気っぽい狂気。
わかりやすい狂気は
作りやすい
やっかいなのは
気がつかない狂気だ
僕はその気がつかない狂気に
真っ向から正面衝突して
負けたのだ
負けるのは
別に悪くない
と思えるようになったのは
最近だったからか。
つまらないこともしたくない
やりたいこともしたくない
でも狂気も感じたくない
それは全て正しいと
捉えられるようになったのは
自ら起こした気がつかない狂気によって
ズタズタにされてから
気がついた
まだまだ狂気に出会って
いくのだが
明日にはふと、いなくなる可能性もある
日々は
とんでもなく脆さの狂気を抱えている
僕の愛しい憂鬱から
僕の愛しい憂鬱へ @uonome_shimi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕の愛しい憂鬱への最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
私という人間/幽山あき
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます