第2話
僕のモヤモヤ
今日も昨日もこんにちは
僕が肩を落とすまで見届けて
朝は僕をベッドに押さえつけてる
このやろー!と叫ぶけど
その声も届かず
重い身体を持ち上げて
洗面台に向かう
歯磨きをしながら
ゴシゴシと歯を磨きながら
僕と目があって
僕は僕に話しかけたりする
僕は僕に直接
悪口とかも言っちゃうんだけど
わりと陽気な僕が
そんなこと言うな!
と止めてくれたりする
でも君が来てる時は
陽気な僕さえ
言いくるめられるから
僕はずっと身体が重いままなんだ
僕はそうだなあ
夢を挙げるとすれば
たしかにライ麦畑で子供達が落ちそうになるのを捕まえる仕事がしたい
たしかにね
そんな仕事があったらな
僕にも
誰かの役に立つ
そんなお仕事があったなら
それだけでいいのかもね
そんなこと言いながら
僕は本が苦手だ
もちろんライ麦畑でつかまえて、も
数ページしかよんでない
でもそう思う、
僕は多分、誰かに必要とされていたい
だって、
君が必要って、嬉しいことだろう
だからさ。
特に意味はない
ただ、そうしたいのかもしれない
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