起承転結 みちのの解釈だよ

 質問きたね。答えにくい質問だね。まあいいや答えてみましょう。質問はこれです。コピペ。引用嫌だったら言ってね。


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モンキー・レンチ

2023年9月22日 12:59


 はじめまして。色々と学ばせていただきました。

 あの質問なんですが、最近のカクヨムの転生系は「悪役」が多いのはなぜ?

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答え)流行っているから。


 だめだね。でもそう言いしかないじゃん。書きたい人が書いているんだから。

 簡単に言うと、トップが取れそうなものにはみんなが飛びつくの。だって上位に入りたいから。人気ジャンルが出来るとそこを狙って人気作家が書く。人気ジャンルがより人気に。じゃあ僕も書いてみよう。それで増える。ほら、タピオカとか流行った時って、何で流行ったのか分かんないけど流行るし、タピオカ屋とか出来たけど、いつの間にか流行って終わるよね。そんなものです。流行なんて。


 ま、それはそれとして、応援コメントに書いたのも正解だと思うよ。気になる人はそっちも確認してね。

 簡単に書くと、悪役転生(主役男子)は悪役令嬢(主役女子)の男女入れ替えです。悪役令嬢すごいよね。はめふらからこっち、いろんなバージョンがあって、書籍化もいっぱいしているよね。テンプレも構造化も出来上がっているの。それを男性でやれると気付いた人がいてかいたら成功したんじゃない? お手本は山のようにあるんだから。目新しく見えるけど、スタンダードなのよ。男性作家が、男性を主人公とした悪役令嬢の構造で話が書けると気がついたら飛びつくと思わない? 物語の構造から考えたらこういう風に見えるね。女性が流行らせた形を男性が利用させてもらっているだけ。大きな括りでは悪役(男性)(令嬢)転生。どっちも変わらないよね。

 人気のあるストーリーを男女を入れ替えただけ。人気が出ないとおかしいです。



 もう一つ質問来た! 頑張ろう


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2023年9月22日 16:32


問題提起。。


今、思えば、以前書いた作品で出来てなかったです。引き込む力が大事とは思っていましたが具体化できていなかった。


やはり、ある程度、長期的に解決すべきトラブルが発生しないと物語への期待感も生まれないものでしょうか。


レイシアの物語では、お父さんの治める領で災害発生、お母さん亡くなる、莫大な借金と重大なピンチが立て続けに起きましたよね。しかも、ある程度、物語が進んで、キャラクターへの感情移入が済んだあとだったので、すごく引き込まれました。

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 レイシアの話は置いといて。

 長期的に解決すべきトラブルを作らないといけないか、ではなく、トラブルが起きて解決するまでを「部」として切り取るのです。

 1.勇者になった~魔王を倒す。 これが一つの切り方

 2.勇者になった~第一の中ボスを倒す これも切り方

 3.勇者になった~仲間を集める これで切るのもいいよ


 とにかく、最終目的をどこにするか。そこに向かえば軸がブレません。

 長編目指しているのかな? 例えば1.2.3.で同じ字数、例えば10万字で書けるの。内容が3に行くほど濃くなるよね。1だったら2~3話目には仲間の一人、大体ヒロインが出来るよね。3だったら、町に出て武器を買って、旅に出る準備をしながら情報を集め、トラブルに巻き込まれながら仲間のヒントをもらう。とか? 1でざっくり短編も書けるよね。まずは切り取り方です。

 分かりやすくいうとさ、桃太郎ってあるじゃん。あれを絵本サイズで書けるよね。でも10万字でも書けるのよ。大きな流れはそのままにね。トラブルは作る物ではないのです。最初に解決までの切り取りをして、ラストをブレないようにするのです。


 うん、昨日書いたことそのままじゃん!



 では前回の続きね

 卓さんへの答えで復習できたね。序・破・急の序と破で物語の始まり(事件の発端)と終わり(解決)が決まったらそのための道筋を決める。それが破に当たります。いわゆるストーリーを考えるのね。分かりやすく料理で考えようか。


 材料集めました(序)から盛り付け終わったよ(急)までの調理レシピをざっくり考えようってこと。カレーにする?


 (序)材料揃った!


 (破)野菜の皮を剥く。切りそろえる(第一章)


    肉と野菜を炒める(第二章)


    鍋に具材を移し煮込む。アクは丁寧にとること(第三章)


    火を止め、カレーのルーを入れる(第四章)


    しばらく煮込む(第五章)


    ご飯炊いてない、ヤバい! コンビニでパックご飯入手 温め直す。ご飯はレンジ(第六章)


 (急)盛り付け。実食。





 料理だったらこうなるよね。破はメインストーリー。無理なくラストまで続く道のりのチェックポイントを書きだすの。それが章立てとかプロットっていうやつね。大プロットとか中プロットとかいう人もいるね。

 例えば、炒める作業が無くてもカレーは作れるからそこは無し、でもありね。煮れば何とかなるし。ルーなんか使わない! って人もいるよね。それはそれでよし。家庭のカレーって、同じルー使ってるのに全然違うじゃない。そこがいい所でもあるの。文章も同じね。


 で、起承転結。ストーリーを流すために必要なのが序破急なら、物語を盛り上げるために必要なのが起承転結なの。ざっくりみちの流に解説するよ。


  起>物語の発端。

  承>スムーズな流れ。

  転>意外な状況。新たな展開。問題発生。何らかのトラブル。

  結>問題の解決。


 カレー作りで言うと、

  起は序でやっているからそこに被せてお終い。

  承は一章~五章。

  転はご飯炊けていない六章。焦るし盛り上がるよね。

  なにはともあれ、盛り付け実食で結は確定。


 こんな感じかな? 転は何回あってもいいんだけど、まずは大枠の起承転結が必要だね。ラスト前にある大きな転は、クライマックスとも言うの。盛り上げるためにトラブルは必要よね。で、転をいくつも配置するとこうなるかな? コピーに足していくよ。


 (序)材料揃った!


 (破)野菜の皮を剥く。切りそろえる【EP指を切りそうになる】(第一章)


    肉と野菜を炒める【かっこつけてワインを入れたらぼわっと火がフライパンから!】(第二章)


    鍋に具材を移し煮込む。【こぼしそうになる】アクは丁寧にとること(第三章)


    火を止め、カレーのルーを入れる【何個入れればいいか分からなくなる】(第四章)


    しばらく煮込む【電話して煮込んでいるのを忘れる。煮こぼれ】(第五章)


    ご飯炊いてない、ヤバい! コンビニでパックご飯入手【一件目で売り切れ?!】 カレーを温め直す。【ご飯温めずにカレーをかけた!】(第六章)


 (急)盛り付け。実食。


 こうすると、章ごとに起承転結が出来るよね。解決しないとカレーが作れないから。

 まずは全体の流れで大きな起承転結を作って、章ごとに転をぶち込む。こうすることで読者の感情を揺さぶることができます。


 今日はこんな感じかな? カレーの作り方しか書いてないけど、書きたい異世界のパターンに直すことできるかな? 悪役転生でやってみる?


 (序)材料揃った!

   <転生したの思い出した。ここゲームの世界だ!>


 (破)野菜の皮を剥く。切りそろえる【EP指を切りそうになる】(第一章)

   <メイドや執事に優しくなる【疑われるけど仲良くなる】


   肉と野菜を炒める【かっこつけてワインを入れたらぼわっと火がフライパンから!】(第二章) 

   <主役に出会う。悪役の烙印を押される【でもヒロインには好かれる】


    鍋に具材を移し煮込む。【こぼしそうになる】アクは丁寧にとること(第三章)

    <必死で努力。フラグを折ろうと頑張る【主役に潰される】


   火を止め、カレーのルーを入れる【何個入れればいいか分からなくなる】(第四章)

   <スタンビートが起こり、前線で戦い危機脱出。怪我で倒れる【でも主役の手柄になる。ヒロインと協力者数人は分かっている】


   しばらく煮込む【電話して煮込んでいるのを忘れる。煮こぼれ】(第五章)

   <家族が冤罪をかけられる。父投獄。


   ご飯炊いてない、ヤバい! コンビニでパックご飯入手【一件目で売り切れ?!】 カレーを温め直す。【ご飯温めずにカレーをかけた!】(第八章)~

   <冤罪をかけたのが主役の親。主役は親からいいように動かされていた。その証拠を集め、主役の目を覚まさせ事件解決。


(急)盛り付け。実食。

 ヒロインと仲良く学生生活に戻る。


 こんな感じかな? 別に章の数はいくつでもいいからね。今回はたまたま八章になっただけだから。そこは勘違いしないでね。ではまた。疲れたよ。


 

 


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