第5話「祝いの日」への応援コメント
「夏空の航路」をいったん拝読させてもらいましたが、私自身は幸せな詩というのはどうもピンとこなくて(ダメ出ししてるわけではありませんので、念のため)、コメントしようがないかなあ、と思いつつこちらへ寄らせてもらったんですけれども……いや、これはいいですねー w。
察するに、Rさんは二十代前半ぐらい? あるいは、これはその時期の作品でしょうか? 総じて成人前後の時期のひりつく感じがダイレクトに表れていて、いやでも昔を思い出してしまい、あーそう、これこれっ、こーゆうの自分も書いてたわ〜、と一人で盛り上がってしまいました 笑。
とにかく一行一行に鬱屈した思いというか、青春の呪いと言うかがこめられていて、若い方から「ウザい」と言われるのを承知で申し上げますと、この純粋さにはほんとに惚れ惚れします。ん十年前に同じ道を通った者としては、この境地からどう変わっていくのか(あるいは変わっていかないのか)を作品上で見てみたいところですが――とりあえず第五話までのコメントということで、ひとこと書かせてもらいました。折を見て、続きを読ませて頂きます。
作者からの返信
ありがとうございます!お楽しみください!
第23話「鬱闇の楽園・シリーズエンド」への応援コメント
シリーズ全話、拝読いたしました。
予測はしていたけれど、第五話あたりからの沼地からそんなに飛躍することなく、行きつ戻りつで結局締めた終わり方でしょうか。良く言えば自身の内面を丁寧に(執拗に?)観察し続けた、とも言えるんですが、読み手からすると、同じところを深堀りしてるようにも見えるんで、たとえば全詩通じて何らかのストーリー性があったらとか、ある程度は希望の感じられる雰囲気の詩をはさんだらとか、そういう惜しさが感じられないでもありません。
まあ、それこそが青春の暗黒、と言えばその通りではあります。その意味では、徹頭徹尾「鬱闇」の詩集ではありましたね。
一点だけ真面目に申し上げますと。
もともとこの手の詩というのはわけがわからないもので、造語に近い言葉が入ったりするのもご愛嬌ではあります。ただ、「多分これ、日本語的に誤用だよね?」と疑わせる箇所が入ると、読み込みの熱がそこで急に冷めたりもするので、それぞれの文中の漢熟語とか言い回しとかは今一度詳細に推敲されておいてもよろしいかと思います(婉曲的な言い方です。いささか僭越ですが、この点だけは注意を喚起しておくべきだろうと思いました)。
どうかこの文章は大事になさってください。いずれ自分でも何らかの瑕疵を見つけていくことになるかも知れませんが、少なくとも、これらの詩を書く時に抱いていた熱意とエネルギーは偽りのないものです。今はピンとこないかも知れませんが、これだけの詩を書き連ねたことそれ自体が、たぶんRさんにとって貴重な糧になると思いますので。