第3話 レバーがぶっ壊れはじめる時
☆飯場月サイド☆
おにーさんに好きって言ってしまった。
私はしかも変態な行為までしている。
だけど後悔は一切ない。
寧ろ私が大好きなおにーさんにこんな事をできる私は誇らしい。
愛しのおにーさん。
私と一緒にどこまでも行ってくれるかな。
思いながら私は逆さまのパンツ姿を撮影して送った。
股間辺りを撮影した感じだ。
「うへへ.....」
そんな事を言いながら私は笑みを浮かべる。
すると、どうしたの?月、と声がした。
スマホを隠しながら顔を上げるとそこにポニテ姿の可愛い少女が居る。
名前を七瀬光(ななせひかり)というが。
私の友人だ。
「いや。何もないよ。光」
「そっか?.....またお兄さんの事かと思ったんだけど」
「まさか。彼はお付き合いしている相手が居るから」
「そっか。確かにね」
光はニコッとしながら椅子に腰掛ける。
それから、良いなぁ。好きな人がいるって、と伸びをする。
そんな光に、光は好きな人は居ないの?、と聞いてみる。
光は、居ないよ。私は熱中できる様な人に出会った事ないから、と否定をする。
「だから月が羨ましいな。そうやって熱中できるのが」
「.....そっか。でも私も羨ましいわけじゃないよ。彼には彼女さんが居るから」
「そうだね。.....もしだけど。もし別れたら付き合うの?」
「それは勿論。私の愛しい人だから」
まあお姉ちゃんは浮気の状況に陥り。
そして私は熱中しているとは言えないが。
だけどそう話しておく。
すると光は、熱い話だね、と笑みを浮かべる。
「私は月を応援したいな」
「それはなんで?」
「だって私の大切な親友だから」
「.....そっか。有難うね。光」
そして、それはそうと.....珍しいね。小テストで3位とか、と目を丸くする光。
ああこの前の小テストか。
私は中間考査、期末考査も全部成績トップだ。
学校内で総合成績とかで1位を誇っている成績優秀者であるのだが。
この前は集中できなかった。
その分、成績が落ちたのである。
「色々あるんだよ。私には」
「そっか。月にも悩みがあるんだね」
「そーそー。私も優秀なロボットとかじゃないしね」
まさかその成績が落ちたのが。
お姉ちゃんの浮気の事を知ってから、であるとは言えないな。
それで少しだけ動揺していたのだ。
だから成績が落ちた。
「.....光も凄いよ。生徒会会計さん」
「そんな事ないよ。月よりは凄くない」
「.....でもそれだけ人が集まっている。それは素晴らしい事じゃないかな」
「うん。月が言うならそうかもね。ありがとう」
そして光は笑みを浮かべる。
私はその光を見ながら笑みを浮かべていると。
チャイムが鳴った。
それから3時間目が始まる。
私は授業を受けながら。
次はどんな変態行為をおにーさんにしようか、と思っていた.....。
☆
私はトイレにやって来た。
それからスカートを捲ってからパンツを撮る。
そしてそれをおにーさんに送信した。
何というか変態行為だが。
私の好きな相手だから仕方がないと思う。
「ふふふ楽しみだなぁ。放課後が」
そんな事を呟きながら私はスマホを弄っていると。
太陽からメッセージが入った。
姉から、だ。
私は眉を顰めながら、何、と返事をする。
太陽は、元気?、とメッセージを脳天気に送ってくる。
腹立たしい感じだ。
(元気だけど。どうしたの)
(いや。ずっと何だかメッセージがなかったから)
(.....それは色々合ってね。.....大丈夫だよ)
(そっか。忙しいもんね。今は受験とか考えないといけないし)
(まあそうだね。それを考えるとお姉ちゃんもそうでしょう)
(高校2年生だからねぇ)
正直貴方に未来はない。
そう言いたかったのだが怒りを抑えながら居ると。
おにーさんからメッセージが来た。
そこには、何を送信しているんだい!?、と慌てる感じで。
可愛い。
(パンツですよ。おにーさん。男の子ってパンツ好きですよね?)
(好きとかそういう問題じゃないんだよ)
(何なら性欲に当てはまる事をしてあげましょうか?)
(いや。せんでいいよ)
(何なら放尿撮影でも)
ここトイレですし、と。
その事を書くとおにーさんは沈黙した。
まあそれは冗談です。恥ずかしいです、とコメントした私。
そして、今お姉ちゃんからメッセージが来ました、と書く。
(何か言っていたかな)
(正直アホすぎて何も。能天気でした)
(そうか)
(おにーさん。証拠集めてとっとと別れた方が良いですよ。私的に)
(.....まあそうだね.....)
私はその言葉を見ながらお姉ちゃんのメッセージに打ち返す。
お姉ちゃん。今日はおにーさんとデートですか、と。
すると、そうだよー。よく分かったねぇ、と言ってくる。
私はその言葉にイラッとした。
そしてニヤッとして文章を打って送信してみる。
その言葉とは。
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