秋山夕子（あきやまゆうこ）

　快利の義母で由梨花と絵梨花の実母、そして快利の父の再婚相手でもある。基本的に何でもできる有能なバリキャリで快利の父の会社を支えているが唯一の欠点が料理が全くできないという点でDIYも出来るのに料理だけはできない。

　実は快利の父の秋山昇一とは幼馴染同士で学生時代から両片思いだったがとある事情が原因で破局し距離を置いていたが元夫と無事離婚できたことで再婚し今の形になる。快利に対しては自分の子供と同等以上に可愛がっていたが若干から回っていた。

　快利と昇一の和解後は快利にとって初の妹となる花無美を妊娠して快利たちを驚かせた。その後、昇一と一緒に勘当された両親に二十年以上振りに結婚と妊娠の挨拶に向かう事になる。

秋山昇一（あきやましょういち）

　快利の実の父で長年の間、快利を育児放棄し夕子や祖父の英輔に任せていたダメな父親。その原因は自分の人助けの結果、快利や快利の実母の秋奈を放置し笑えなくなった快利を見て自責の念と合わせる顔が無いと逃げていたから。

　本来は責任感が強くリーダーシップも取れる企業の社長だが当初、快利に対しては斜に構えてしか接する事しか出来なかったが和解後は関係修復のために息子の力になるために奔走する。

　現在の妻の夕子とは再婚だが学生時代からの幼馴染同士で彼女と彼女の娘を救うため結果的に快利たちを見捨てる事になった。だが、これこそが快利が勇者になるための必要な過程で利用されていたと最終的に知る事になる。

　最終決戦終了後は千堂グループと連携して島を管理し世界と相対する事を決めた快利を父親として全面的にサポートする。

北見秋奈（きたみあきな）

　快利の実母だが不倫をして子供を作り離婚をしたと言われていた女性。快利との再会後すぐは拒絶されるが全ては快利の将来を考えての事だった。

　そして実際は新生魔王の最大の被害者。快利を異世界に送るためだけに凌辱され快利を危機に陥れるためだけに無理やり洗脳され不倫をしていたと記憶を弄られていて実際は快利と同じ力を持つ人間を産ませるために魔王の実験体になっていた。

　さらに家を空けがちな昇一を支えるために自ら家庭に入り快利を一人で育てていた苦労人だが昇一が家を空けていたから実態に気付かず最悪の事態に陥って自責の念から離婚に同意していたが快利のことは常に考えていた。

　本編終了後は治療名目で千堂グループの病院に入院して半ば快利に対しての人質として扱われていたが本人が望んだ形で快利が無茶をしないための行動だった。

風美（かざみ）エマ

　瑠理香の母でスウェーデン人。瑠理香の瞳の色の遺伝元はこの人。昔は娘と同じく芸能界にいたが当時、マネージャー見習いをしていた瑠理香の父と関係を持ち引退。その後、瑠理香を出産後は事務所で仕事を覚え今は瑠理香たち黄昏の歌姫の専属マネージャーをしている。

　実は学生時代に快利の父の昇一は彼女のファンで親衛隊の隊長をしていた。その間に夕子は寝取られていたので、ある意味で二人の仲を引き裂いた人物で今でも夕子には文句を言われる事が有る。

　快利の能力を使えると判断し娘の瑠理香を餌に勇者の力を利用しようと考え独自にアルバイトとして雇っていた。快利と瑠理香の付き合いは基本的に賛成で事務所が軌道に乗っていたので結婚させる気は満々だった。

金田亥助（かねだいすけ）

　快利のクラスメイトで当初は瑠璃香の指示で快利をイジメていた一人。快利のことはそこまで嫌いでは無かったが外尾メンバーとノリでイジメをしていた軽い人間。快利が現実世界に戻った際に面倒だから金の延べ棒（純金１００％）とかいう怪しい物を貰ってしまい興味を持たれてしまう。

　その後は自分の考えや今までの行いを反省し自発的にイジメを辞めた人間で快利の数少ない悪友となる。紆余曲折有ったが本編中において快利がクラスの男子で信用しているのは実は亥助で何かと頼っていた。

　実は数十年後にこの金を元手に金田財団とかいう組織を作ってとある人間のサポートをしてしまう。元手は快利から定期的に来るグレスタード産の金で実は島の資金源にもなっていたりする。

加藤喜好（かとうよしき）

　夕子の元夫で由梨花、絵梨花の実の父親。最低のクズで快利の父の昇一へ仕返しするためだけに学生時代の夕子を強姦し従わせていた。以降は同情と憐憫の情から夕子と結婚生活を続けるが夕子との能力の格差と人生の上手く行かなさから娘の由梨花と絵梨花へのDVを繰り返す。

　その後、快利の祖父の英輔の介入によって刑務所にぶち込まれ以降は落ちぶれる一方でその日暮らしと情報屋という怪しい職をしながら新聞記者を目指していた。

　その後も刑務所を出たり入ったりする生活の中で教誨師に説教され家族再生を狙うも快利や娘たち自身から拒絶され最後は異世界に送り込まれモンスターと融合し化物となって処分される。

本編

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