主人公&ヒロインの家族


春日井 翡翠かすがい ひすい


 信矢の母で春日井、竹之内両家の中ではかなりの常識人。趣味は貯金で在宅で会計士の業務をしている。常識にとらわれ過ぎて幼少期の信矢のイジメに気付かず深く後悔し以降は少し過剰な管理を行い始める。

 最終的に暴走する信矢を止めようと必死になるが止められず物語冒頭部は完全に腫れ物に触れるようになっていた。第三部以降は再び話し合おうとするも信矢と再度ぶつかるが夫の優一や狭霧の助けで少しずつ関係の修復を始める。

 S市動乱終結時には完全に元に戻り暴走した信矢を𠮟りつけ絆を取り戻した。そして今度は完全に元に戻った信矢と狭霧の関係に頭を悩ます事になる。基本は説教気質で作中で一番まともで常識的だが頭が固く周りに振り回される事が多い。

 


春日井 優一かすがい ゆういち


 信矢の父で物語冒頭部から三部までは寡黙で謎に包まれているが四部以降で警備会社『秋山綜合警備保障』に勤めている事が判明し、そこの会長の息子の護衛をしている事が判明する。

 基本的に無口で不器用で信矢の事を考え放任していたが信矢から見たら期待されず見捨てられたと捉えられてしまった。その事を謝罪するが信矢は納得できずに余計に関係はこじれるが狭霧の仲裁で少しずつ歩み寄る。

 第四部で信矢を本気で心配し母を泣かすなと言った後に和解し最終部では信矢を全面的に信頼し裏で足止めをし無茶をし過ぎて親子だと見せつけられ妻の翡翠を呆れさせる。



竹之内 奈央たけのうち なお


 狭霧の母で割と楽天的な女性。信矢の母親とは大学の先輩後輩同士の関係で夫のリアムそして信矢の父である優一とは合コンで出会った。それから四人で意気統合し自然と今のカップリングに落ち着いた。

 夫と同様にノリが軽くて行動も早い反面、突発的な事態には弱く困ったら先輩の翡翠を頼ることが多い。第四部までは夫と娘の霧華とは別居中。原因は狭霧で両家の仲も微妙になった所で離婚の危機となり別居する事になった。

 その後も翡翠とは連絡を取り続けていたので信矢の近況を知っていたが娘が聞いて来るまでは、はあえて話さないでいた。別居中ながらも家の掃除は定期的にしており実は復縁をしっかり望んでいた。

 第四部では霧華の読みと的確な判断で帰国したリアムとの再会後に別居を解消し改めて信矢の家に引っ越して来て昔のように戻り更に仲良くなり過ぎた狭霧と信矢を祝福している。



竹之内 霧華たけのうち きりか


 狭霧の妹で二歳年下、狭霧とは違いしっかりしており冷静で家の中では一番有能と言っても過言では無い。幼少期から既に信矢と狭霧の関係をしっかり見抜いて理解していて姉には信矢しか居ないと言うが姉がヘタレなために上手くいかず歯痒い思いを多々していた。

 遠いアメリカの地から電話で指示を出すなどをしていたが、やはり狭霧がヘタレて肝心なところが伝わらず焦っていたが第三部以降は急接近し安堵していた。だが、その後の狭霧の動きに不信を抱き父を扇動し予定より早く帰国させる。

 そして大一番で計算通りの行動をして信矢と狭霧の危機を救っている。日本に戻ってからは家族会議後に無事、元の家に戻り過ごせる事を喜ぶも姉と将来の兄の二人が惚気すぎて逆に胃を痛める日々が続く。将来の夢は取り合えず弁護士というアッサリしているがアッサリ実現しそうではある。


竹之内 リアム


 狭霧の父で本名はリアム・T・バーネットで妻の奈央や狭霧たち姉妹を含め本来はこの表記となるが日本では面倒なので苗字と名前だけで名乗っている。

 大学で同じ講義を受けていた物静かな優一が日本人の典型的な男だと思い声をかけて数ヶ月後には親友になり合コンを一緒にしていた仲、なお優一は合コンは好きでは無く毎回リアムの付き合いだった。

 奈央と結婚したいがためい日本での弁護士資格を狙うほどで合格した時点でプロポーズしていた。その後、狭霧の件などで引っ越しを決意し優一に相談した結果「隣の土地空いてるぞ?」と言われて一家で引っ越しお隣さんになった。

 その後、しょ~もないイチャモンで離婚の危機に陥って別居を決意するが娘達や奈央の事を考えてNYに戻ってからも精彩を欠いていた。その後、霧華のサポートで帰国を決意し信矢と狭霧の危機に間に合った。




本編


https://kakuyomu.jp/works/1177354054918185235

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