バー『SHINING』関連の登場人物

秋津 勇輝あきつ ゆうき


 空見澤西校の二年生。当初は孤高の喧嘩好きだったが凄いお節介焼きで典型的な兄貴分気質持ち、神社で助けられた事で気に入った信矢を漢に鍛えると言って特訓をし出す。信矢を「シン」と呼び自分は「アニキ」と呼ばれる舎弟関係。

 喧嘩はとんでもない強さでタイマンなら県下一と言われるほどで空見澤には勝てる相手が居ない。本人は気付いて無いが喧嘩のやり過ぎで周りから不良のレッテルを貼られている。人助け集団と考えて作ったのはチーム「シャイニング」だが、どう見ても不良の喧嘩好きの集団を率いているために余計に不良と見られている。

 第一部では修行の旅に出ている状態で空見澤には居ない。その原因は警察での逮捕だが信矢を自分達から解放し逃がすのが本来の狙いだが狭霧のせいで予定が狂うが最後は、この女なら大丈夫かと諦めた。

 第三部以降は空見澤に戻りバーを開業し同時に千堂グループの千堂七海と密約を結び町や大事な者達を守る事を条件に協力関係になり後々まで続くようになる。第四部そして最終部では援護に徹しながらも武力最強を誇り他作品でも活躍する。




各務原 愛莉かがみがはら あいり


 勇輝の恋人で同じ西校二年で信矢の通う道場の孫娘。見た目と口調はチャラいヤンキー風に見えるが中身は割と仁義を重んじる古風な性格。

 事情があって実家を離れ祖父の道場で暮らしている。狭霧の危うさを指摘するが信矢の件があるため言う事は聞いてくれないジレンマが有る。本当は弟や妹が欲しかったので二人の事を可愛がりたくて仕方ない。チーム「シャイニング」では紅一点であると同時に諌める役も担っている。

 現在は恋人の勇輝の実家の「勇将軒」でバイトをしている。信矢が通うことになる覇仁館では第三部以降は師範代まで上り詰めている。第三部以降は二人の良き理解者となる一方で戻って来た勇輝の開業したバーの手伝いもしている。

 第四部以降も強さを遺憾無く発揮し信矢と狭霧の助けになりS市動乱の終結に一役買っており実家との関係上で七海とも交友関係があるから空見澤側と千堂側との橋渡し役になるのもしばしば有り大事な調整役となっている。




川上 竜人かわかみ たつと


 武闘派の少年で県立東高校の所属。なぜか信矢を最初は毛嫌いし厳しくしていたが共闘し死線を一緒に潜り抜けた事で後輩そして仲間として認める。厳しい反面、仲間と認めた者には気安い態度で接している。

 恋愛絡みの話は苦手で過去に汐里にフラれ裏切られた事で女性不審となったからで本来は進学校の首席で頭が非常に良い。過去編では黒のロン毛だが現在の髪型は茶髪の短髪になっている。

 第三部以降では全てが伊藤由希という女の罠だと判明し汐里に謝られた上でよりを戻し今は大学に一浪した状態で同じ大学に行くために勉強とカラオケ店で一緒にバイトをしている。

 信矢にとっては少し嫌味な兄貴分だが背中を預け合う信頼関係の裏返しで、お互いの照れ隠しな所は有る。最終部では七海に千堂グループの関連企業と二重スパイの仕事を依頼されて悩んでいる。



甲斐 零音かい れおん


 南校所属のホスト風のモテ男でイケメン。中国武術などの我流を実家で継承していて特に気功などを得意としている。それを使って問題を起こしていた所を勇輝らに助けられた。実はこれは恋人の復讐ためでわざと問題を起こしていた。

 実は素の実力も少林拳を使えるので決して弱くはない。第三人格の狭霧への接し方はこの人が師匠で第三人格の信矢が参考にしている。頭の色は昔から二色で薄い金色と薄い青メッシュという変な色。

 恋人の真莉愛の復讐を果たした後はチームのために戦い信矢という後輩が出来た事で先輩としての覚悟と女性への接し方を教えた後に囮になるという漢気を見せ、その後、真莉愛と再会後は様々なバイトをした後に親戚の紹介で車のディーラーをしつつ千堂グループの協力者になる。

 三部以降は再集結したSHININGで援護役に徹するがS市動乱では信矢を先に進ませるために竜人と一緒に残りヤクザと死闘を繰り広げる。最終部でも恋人真莉愛の音弟のために色々と頑張っていた事が判明し、その後に正式に千堂グループからスカウトを受ける。



佐藤 三郎さとう さぶろう


 自称、天才ハッカーで孤高の騎士だがそれは彼の設定である。本来は二次元大好きのエロゲや漫画など大好きなオタク。だが実際は設定では無く全て事実で第二部の最終局面で判明する。実家は中規模の貿易商社を営んでおり、それが縁でドイツ留学もしており、そこでドイツの名匠と知り合い騎士の修行を受けたというとんでもな過去が有る。しかも、その時にフラグまで立ててドイツ人の幼馴染が居る。

 高校進学後オタクの癖に無駄に強いということでイジメを受け実家からも疎まれていたから一念発起しイジメ相手や黙認していた教師らの個人情報を全てバラまき一つの町を大混乱に貶めたことで町から追放され空見澤にやって来る。

 序盤は力を隠し、というよりも面倒で剣は握っていないが剣を手にしてからは勇輝に次ぐ強さを発揮し信矢を逃がす際に一人で警官を三人まで昏倒させている。捕まった後は通信制の高校に復学した後に免許を取って移動型ワゴン車を拠点としている。   

 さらに三部以降は勇輝と協力しバーの地下に秘密の監視部屋を作り町の警備に一役買っている。最終部では他のメンバーより一足早く千堂グループに就職し仁人の部下になってハッキング能力を発揮し彼の右腕となっている。

 最終的に自分をドイツから追って留学してきたカリンと結ばれることになる。



浅井 真莉愛あさい まりあ


 零音の恋人。赤茶色の髪に垂れ目の少女。零音が複数の女子に色目を使って半ばハーレム主人公をしていた中で選んだ相手。しかし他のハーレムメンバーから恨まれ強姦魔をけしかけられレイプされ自殺未遂にまで発展してしまう。

 その自殺未遂は叔父の『Vermillon Ailes』のマスターに助けられている。そして真実を知った零音はハーレムメンバー全員と強姦魔を地獄を見せた後に行方不明になったのを心配していた。

 その後、零音は高校を辞めた真莉愛の元に戻って謝罪するが毎回勝手に動き謝るのが遅いと叱られる事が多く以降はSHINING関連でも迷惑を多々かけていた。零音のハーレム体質の頃からの苦労性で人の裏を見抜くのが上手い。実は信矢と同級生の弟がいる。



相楽 汐里さがら しおり


 竜人に中学時代に嘘告をしたと言われている人。メガネの黒髪ロングの女子で図書委員という清楚ど真ん中の人。付き合ってる間は竜くん、しおりんと呼び合っていた程の熱々っぷりだった。

 この嘘告白劇には裏が有り、元々が気の弱い彼女を利用して竜人の成績を落とそうとした伊藤由希が当初の目的を果たせないから頭に来て嘘告だとバラしたが、今ときには既に汐里は竜人の事が好きで嘘告を無かった事にしようとしていた。

 その後、竜人は意趣返しをしたと思っていたが実際は違うと気付くのは少し後。そして偶然にも現場には狭霧もいてニアミスしていた。騒動の後は竜人を真莉愛と一緒に迎えに行き事情を話した後に再び付き合う事になった。



各務原 源一郎


 気信覇仁館道の師範で愛莉の祖父。白髪の老人ながら今なお衰えていない強さが有る。道場の一件で信矢の事を高く買っており気配に敏感なのを見抜いて自分の家系にのみ伝わっている特殊能力に近い「気配探知」と「気配遮断」を教えている。

 これは戦国時代から江戸時代の間に作られた特別な能力と古文書には記されているが実際は全く違う別世界の技術体系で過去に干渉した有る者が事故的にまき散らした結果で歴史の変わる事態だがほとんどの者は知らない。



【空見澤の不良チーム?】



チーム『王華』


 某私大の女子お花見サークル『桜花』を隠れ蓑にした女子大生集団。それぞれがそこそこの格闘技経験が有り、愛莉いわくアマゾネス集団。今回は途中からメンバーの一人がとんでもない事をしたので途中離脱。自ポ法違反ダメ絶対。


リーダー サクラ(ユーキ狙い)

サブリーダー レイカ(真面目系)

メンバー1 エリ(要注意人物)

メンバー2 アキラ(戦闘狂)

メンバー3 ユキ(無口系大食い)



チーム『B/F』


 モヒカン愛好家のレンがリーダーを務める地元の不良集団……ではなく、実はサブリーダーの田中の実家の理容店に通う不良っぽい髪型が好きなだけの集団。レン以外は格闘技の経験は無いがステゴロは強い。


リーダー レン(赤モヒカン)

サブリーダー 田中(緑モヒカン)

メンバー1(パンチパーマ)

メンバー2(角刈り)

メンバー3(オールバック)



チーム『AZUMA』

空見澤市の商店街の北口にある居酒屋『AZUMA』の店長と店員が自警団をやる内に『シャイニング』と協力している内に出来たチーム。構成メンバーは店長の吾妻と店員三名の四人。居酒屋だけど常連が頼めば材料次第でだいたい何でも作ってくれる定食屋のような側面も持つ。食中毒ダメ絶対。




チーム?『初代空見澤防衛軍』

実際は空見澤市役所の地域振興課の公務員の五人組。閑職に近いのに無駄に予算が多い謎の部署なために日々、空見澤市の広報やその他、地域のために頑張っている。

企画のご当地戦隊などが没案になったがスーツとかはコッソリ作っていて密かに予算をかけていた。税金無駄遣いダメ絶対。


レッド 紅井(熱血職員)

ブルー 藍野(やれやれ系の課長)

グリーン 田縁(好きなものはサビ残の職員)

イエロー 雷坂(カレー嫌いの職員)

マゼンタ 綾瀬(飛ばされて来たエリート職員)



チーム『疾風』

県立高校陸上部の三人の集団で偵察、斥候などを担当。喧嘩はそこそこで本業は走り。零音と同じ高校の人もメンバーにいる。速水、草埜、鷹井の三人で高校は三人ともバラバラ。地区大会で意気投合し練習していたらチームを組んでいた。



須藤


 半グレ集団『血の蛇』の幹部の一人。他の幹部が逃げ出す中最後まで『シャイニング』と死闘を繰り広げ頭脳戦を制した男。最後は信矢との直接対決で敗北したが、それさえも計画の内で最後まで駒だった人間。強さは竜人と同程度。





本編


https://kakuyomu.jp/works/1177354054918185235

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