千堂グループ関連の登場人物

夢意途 仁人(むいと まさひと)


 信矢が治療で世話になっている世界的な天才。高校内外でパートナーの七海から資金提供及び様々な便宜を図ってもらっているが実のところ彼の研究は八割が趣味だが無駄に人類史に影響を与えるレベル。残りの二割の研究で千堂グループに多大な恩恵を与えているレベル。

 本来はパトロンと研究者という関係だが七海を通して千堂グループの方が恩恵を受けている節が多々有る。その状況に本人は気付いているがあえて指摘しはない。七海のことは得難いパートナーだと思っている。

 実は過去に天才過ぎたゆえに親が面倒を見切れず親に売られた過去が有り、その時に愛とは何かという究極の命題を考える事になり研究の全ては愛の有形化という目的のためだったが最終的に七海の思いに触れた事で無意味と学習し以降は人間らしさを取り戻して行く。

 他作品においてはマッドな側面は身を潜め人道的になりながら七海のストッパーとなる。ちなみに本編から五年後に息子と娘が生まれているが七海は子育てせずに仁人と佐伯が子育てをしている状況で、その点も仁人は危惧している。




千堂 七海(せんどう ななみ)


 日本に名立たる千堂グループの総帥の孫娘。元々が才女で天才と呼ばれる程だったが本当の天才である仁人に出会い心から心酔し彼に忠誠を尽くすようになる。実はこの時に完全に惚れていたが本人は敬愛だと勘違いしていた。

 当初からパートナーを名乗っているが後々は自分が秘書となりグループ総帥の座に仁人を据えようと考えていたがS市動乱や様々な学院の事件を経験する中で完全に恋心に気付き彼の研究を邪魔するならと自らが総帥となり仁人の研究のためにグループを利用する方向に変えた。

 この歪んだ愛が様々な人々に影響を与える事になりS市動乱を解決に導くのだが、この成功が千堂グループを大きくする契機となる。元々が基本事業と仁人の天才的な思考から生み出される発見や発明の研究や特許などで盤石だったが更なる飛躍を僅か数年で果たす。

 その間にも某病院や大手のスーパーや多数の日本の食料品事業などを抑え畑違いの事業に手を出すも謎の成功をし続ける。物語では資金や権力面などで信矢と狭霧を助けたり抑えたりする影の主役。

 最終部ではグループを大きくするのに躍起になり根拠地の学院に謎の新興宗教の侵入を許し更に国家権力にも煮え湯を飲まされる。この経験から後々に世界に対抗する権力と物理的な力を求めるようなる。



佐伯


 七海の幼少期から仕える黒服たちの筆頭。もはや執事のような立ち位置で七海の祖父である秀一郎の部下だった事も有る有能な人間。



千堂 秀一郎


 七海の祖父で名前しか出て来ない謎の人物。千堂グループが日本の数社程度の企業体だった頃から日本屈指の企業グループにまで成長させた手腕を持つ経済の天才。愛莉の祖父の源一郎や彼の友人で会社経営者の秋山英輔とらと知り合いで昔は警察関係者で三人はその当時からの知り合い。

 最終的に七海を後継者に指名し自らは名ばかりの会長となっている。正式な交代は本編から十年後となっていて、その数年後に没している。



須藤 歩美すどう あゆみ


 通称スーちゃんで狭霧に無理やり親友認定された少女。狭霧を見張り誘導するために七海が雇ったスパイなのだが狭霧が想定外な行動ばかり起こすために後手後手に回る事が多い。兄が反グレ集団で悪さしていて自分や家族の身の保証のために七海に協力する。協力した後は解放されて平穏に過ごしているらしい。




本編


https://kakuyomu.jp/works/1177354054918185235

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