フラれた?秀才は最高の器用貧乏にしかなれない
主人公&ヒロイン(ネタバレ過多)
春日井 信矢(最終完成形)
涼月総合学院の二年生、努力型の秀才だがとある一件以来、自分の事を中途半端な器用貧乏だと考えるようになる。本来はオールラウンダーで文武両道。小中時代の様々なトラウマと出会いを経て多重人格者となってしまう。
だが実際はそれこそが秀才型の極致で自分自身すら騙すようにイマジナリーフレンドを二人作り出しそれを多重人格だと自らをも錯覚させていた。本来は自分自身の性格の一部を突出させただけの妄想で原因は全て狭霧を守るためだった。
S市動乱事件の最終局面で完全覚醒を果たし落ち着いた普通の成長した姿になった。この状態では失った能力も有るが反対に狭霧への想いや人間的な面で大きく成長しており本来の強さと優しさを兼ね備えた人格に戻り一人称も『僕』となっている。なお後述する残りの三形態は全てが発展途上の自らの姿でもある。
春日井 信矢(幼少期~中学生まで)
第一と名付けられていた中学生までの性格で本来の成長前の信矢、本来なら優れた天才的な才覚を持っていたが周りの言葉の足りなさや本人の自信の無さなど様々な要因が起因し内向きの性格となった。
しかし本来の性格が温和だったせいで周囲から変化には気付かれず余計に鬱憤が溜まって中学時のある事件で大爆発を起こし崩壊する。それが第二の人格を生み出す原因にもなる。一人称は『ボク』と幼さが残っていたが最終形と音は同じ。
春日井 信矢(災害)
メガネを取ると封印が解かれる第二と名付けられた中学生時に発現した初めての多重人格自分の敬愛するアニキ分つまり秋津 勇輝のようになりたいと考え生み出された存在。
あまりの完成度の高さに周りからはトラウマから自らを守るために生み出された別人格と勘違いされていたが実際は全くの別物。
その実態は無意識のうちに信矢が生み出したイマジナリーフレンドがさも自我を持ったかのように振る舞っていただけで実際は信矢の一人芝居だった。一人称は『俺』と勇輝と同じ風にしている。
春日井 信矢(外装)
メガネをかけた高校進学時からの状態で第三と名付けられた姿。基本は寡黙で周囲の人間も含め皆がクール系の落ち着いた性格と思われていたが実態は狭霧最優先のために自らを律しただけの姿。
これもイマジナリーフレンドで実は信矢が理想と考えた最終形でもあった。だから最終的に立ちはだかった存在でもあった。なお、たまに本来の人格でもメガネをかけると喋り方が戻るのは演技の名残である。一人称は『私』でこれは冷静で大人だと思う事を信矢が学んで選んだ結果だった。
竹之内 狭霧
本名は狭霧・T・バーネット。アメリカ人の父と日本人の母のハーフで霧華という妹がいるが現在は両親の別居に伴い離れ離れとなっている。信矢の幼馴染で小中高と同じ学校に通っているが物語冒頭は疎遠になっていた。
トラブルメーカー気質で幼少期のイジメが原因で信矢の隣家に引っ越して来て一瞬で好きなってしまった即落ち系ヒロイン。その反動で信矢以外の男子には強い忌避感と嫌悪感を持っている。
小、中学校時代の信矢への様々な出来事が原因で彼女自身が逃げ出した結果、多くの事件を引き起きてしまう。その事に後悔しながら日々を過ごし疎遠になる前に信矢に最後に言われた言葉を糧に生きて来た。
その結果、高校ではバスケ部のエースとして君臨しクールな美女と認知されていたが実際は周りの男子が怖くて塩対応を取っていただけだった。
過去の追想と様々な確執を乗り越えたがS市動乱の折にはトラブルメーカー気質を発揮し事件に巻き込まれてしまった。だが事件をきっかけに目覚めた信矢と最後は正真正銘の恋人同士となった。
その後は最後のトラウマである過去のイジメの犯人を二人で一緒に世界的に追放し断罪する事で終止符を打つ。当初は信矢に依存し甘えていたのだが様々な出会いを経て最後は信矢を導くレベルにまで成長した。
本編
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