一泡沫の夢一
@NASUBI256
第1話
ー篠突く雨。閑散とした街並み。死んだ目をしている人々。この世界では見慣れてしまった光景だ。
そんな中、建物と建物の間の路地で野垂れ死にしそうな自分。これは見慣れない光景だ。いくら街が閑散としていようと、人々の目が死んでいようとも、そこら辺で野垂れ死にする奴なんてそうそう居ない。
「あーあ...今回はここまでか…。」
(今回は割と上手くいってたのになぁ...)
「ー生きたいか?」
「...?」
「ー生きたいか?」
突然聞こえた声の出処を探す。その声は今自分が今野垂れ死にしそうな路地の入口の方から聞こえる。
相手が誰かは逆光に加え雨のせいで視界が良くないせいでよく分からない。ただ辛うじて聞こえる声から男だと判断した。
「誰だアンタ...」
「今、それは関係無い。今、お前はただ聞かれている事に答えろ。」
男はただ冷静にそう問い掛けてくる。
「...生きたい。こんな閑散としてる街でも、人々の目が死んでようと、私が満足するまで生きてやるよ。」
「ーそうか、いい回答だ。では、とっておきを君にあげよう。」
男がそう呟いた瞬間私は意識を手放したー。
私が意識を手放す寸前で男が何か言ってるのが聞こえた。
「次の………は…つまで…えられ…かな」
男の言葉は途切れ途切れでしか聞こえなかったが次のと言ってるの様な気がしたがそれを考える暇さえな...
読んで頂きありがとうございます。初執筆&初作品&超短い&内容が薄い等、至らぬ点が多々あると思いますが少しでも楽しんで頂けたら幸いです。次回以降は気分次第で更新致しますので、その時までお待ち下さい。
ーふじたかなすび
一泡沫の夢一 @NASUBI256
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。一泡沫の夢一の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます