【アーロ（アルロイスタシヤ・ヌウェラ・ハディ・アジュバーン）】

　アーロの命名は、本当に悩みました。

　初めは、色々と悩んだ末に、『ルコ』と名付けていました。

　しかし、いつまで経っても自分の中に定着せず、少年のイメージともいまいち合わず、何度も『ルカ』と書き間違えるので、やめました。

　まず考えたのは、少年の元気な、また、メインキャラクター的なイメージ（メインキャラクターなのですが）から、『ア』を入れたい、ということでした。

　そして、十二歳なので可愛らしく、オの段を入れようということも考えていました。

　ということから、『アロ』『ロア』『アノ』などを挙げて――。（呼びやすいようにと、最初は二文字の予定でした。『マオ』『トマ』『マコ』『マク』『エノ』『ネオ』『アル』なども考えていました。）

　それでもしっくり来ず。

　最終的に辿り着いたのが、似顔絵です。

　顔を見て決めようと。

　その辺にあったコピー用紙に、少年の似顔絵をいくつも描（か）きました。

　描きながら、ふっと、『アーロ』と呼べたので、『アーロ』になりました。

　タイトルに『アーロ』『少年』という名前の入った映画作品がありますから、そのイメージが湧いてしまう方もいるかと思い、『アルロ』も考えましたが、言いにくいし、『アーロ』でしっくり来たので、それで決定としました。

　フルネームは、雰囲気で決めました。

　ですが、やはり、文化の違いが欲しかったので、長さや響きに関しては意識しました。

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