魔の物・上
死者の日があった厳冬期もやがては終わり、ゆっくりと春へと向かっていく。
「風の流れが変わったかな」
それをユージェニーは小舟の上で実感する。冬の間は実に冷たく、身を切るような風が川の上流の方から流れてきていたが、春が近付くにつれて海側からの暖かい風が吹くようになっていた。
そして、今、ユージェニーは雪解け水で増水し始めた川の様子を見るために各方面を巡っていた。
「沈んだ中州も多いなあ」
「そうですね」
護衛の男も頷く。ユージェニー達より早くこの地に訪れていた古参達から話は聞いていたが、この川は春から夏にかけて大幅に増水するのだ。それは雪解け水が一気に流れ込むからだろうと予想は付くのだが、その量が想像以上だった。
冬に作った地図が役に立たないというわけではないが、中にはユージェニーが言うように春先では沈んでしまった中州も多い。木が生えているようなしっかりとした島は無事だが、その中でさえも薄く水が張る所だってあった。
「冬の地図以外にもこの時期の地図も書かないといけなさそうだなあ」
小舟は春風が吹く川を下っていき、一番大きな港のある島、つまり屋敷のある島へと帰っていった。その道中ですれ違う小舟や水馬からされる挨拶を適宜返していると、やがて彼女は島へとたどり着く
そして、海に面した港とは逆方向の川に面した所にある桟橋から、地面へと降り立つ。すると、そこには焦った表情の文官が待ち構えていて、彼の案内で港の方へと連れて行かれこととなった。
「これは……凄いな」
そこには、本国からの移民らしき一団でごった返していた。王国よりも草原の国からの移民の方が多いようだったが、いかんせん数が多すぎるので実態を一目で把握することなどできない。
今はパニックを起こしてはいなかったが、いつそれが発生するかは分からない。決断を迫られたユージェニーはすぐさま口に両手の指を二本を入れて、思いっきり指笛を鳴らした。
ピューーゥゥィッ!!
その鋭い指笛がなった瞬間、草原の国の人々が押し黙る。一方の王国の人間は突如として多くの人間が黙った異様な光景に困惑していたが、ひとまず片方半分の統率は取れそうだとユージェニーは胸をなでおろす。
そして、ユージェニーが指笛を何度か鳴らすと、群衆からも何度か別々の口笛が帰って来る。その後、草原の国の人々は黙って統率の取れた動きをし始めた。彼らは一定の塊を作って港から街の方へと出て行き、最終的に港に残されたのは王国人だけとなった。
ユージェニーをここに連れてきた王国人の文官はそんな光景に目を丸くさせていて、彼女は彼に王国人の確認と統率をひとまず頼む。
文官が仕事のために港の方へと行けば、入れ替わりにやって来たのは、豪華な刺繍をしたマントを羽織った草原の国の女だった。ユージェニーは彼女のことをあらかじめ口笛で呼びつけていたのだ。
「シフ!」
その声にユージェニーは、腕を組んでその女性を睨みつける。
「まったく、前もって手紙なりなんなりをよこしなさい」
「あらごめんなさい。めどが立ったのがギリギリだったのよ」
女性はあっけからんと笑う。それと対照的にユージェニーが不機嫌になっていくのに、さしもの草原の国の人間でもマズいと思ったのか冷や汗をかきながら言い訳をし始める。
「船ごと買ったのよ。買えるかどうかが本当にギリギリで、上手く流れに乗れるかもわからなかったのよ。ごめんね?」
「はあ、もういい」
ユージェニーは来てしまったのはしょうがないと大きく溜息をつき、今後どうするかを頭を掻きながら考え始めた。
「言っておくけど、もう余ってる土地は無いし、余剰分の食料も無い。君たち自身の手で開拓してもらわないといけない」
その言葉に女性は自身の胸を叩いて、したり顔をする。
「それならたぶん大丈夫。種も苗も道具も全部持ってきたわ!そうすれば効率的でしょ?食料だって積んでるわ。しばらくは大丈夫!」
「まったく……。後で詳しく聞くから、ひとまず広場に固まっておいて」
無鉄砲なのか計画的なのか分からないその準備の仕方に何度目かの大きなため息をつくユージェニー。後で持ってきた物資の内訳を全て確認する手間はあるが、あらゆるものが不足して領全体がひっくり返るという事はなさそうだった。
「後は港の方か」
突然来た草原の国の人間とは違い、残りの王国人の移民は事前に聞かされていたものである。こちらの対応は予定しておいた通りでは、先ほどの文官と行う手はずだった。
予定より到着が早まったのだけは誤算だったが、大した影響はないとユージェニーは考えながら、移民団の代表への元へと向かう。
その後、合流した他の文官に当初の計画通りに王国人の新たな家へと案内させる。結果的に王国人の移民は予定通りに収容できたが、不意の草原の国の人々に与える土地が余ることは当然無かった。
それを現地で確認した後、屋敷へと帰宅したユージェニーは大広間に入り、早速地図を広げる。
「外の騒ぎは何だったのですか?」
そう問いかけてくるのはアンリであり、彼女のみならずこの屋敷に詰めていた文官たちは状況をまだ把握しきれていないようだった。
「突然船まで買ってまで移民してきたウチの人間がいたんです。数もかなり多い」
その言葉に信じられないという声が漏れ聞こえる。草原の国の文官ですら、その移民に対してアホな奴等と辛辣な表現をしていた。
「さっさと切り替えて、収容する土地と物資の配分を決めるよ」
ユージェニーはそう言いながら数人を移民の人数確認と船に乗せられた物資と船そのものの調査へと向かわせる。そして、その確認の間に広げた地図の中から、植民できそうな島を検討する。
今回は船まで持ってきていたので、それを十分に活用できそうな大きめの島を選ぶつもりだった。文官たちも急に降ってわいてきた、大型船に嬉しいやら悲しいやら複雑な心境で島の選定を議論する。
そして、最終的には人無し河口から少し上流へと上った所にある、今屋敷がある島とほぼ同程度の大きさの島へと決定するのだった。
「まったく、面倒なことをしてくれる」
腕を組んだユージェニーがそう吐き捨てれば、それに追従して頷く文官たち。
だが、この突然の移民から端を発する問題は更なる問題を引き起こしていく事になるのだった。
最初の事件が突然の移民だとすれば、第二の事件は以下の報告だった。
「調査隊が返ってこない?」
大広間の決済待ちの書類が広がる机でユージェニーが素っ頓狂な声を上げる。
「はい。2名の安否が分かりません」
「いつから?」
「昨日一日様子を見たそうなので、一昨日から」
ユージェニーは作業の手を止めて報告を上げてきた文官と、彼の後ろに立つ武官へと向き直る。そんな彼女に次なる言葉を発したのは、一歩前に出てきた武官である。彼は腰に剣を帯び、傷だらけの胸甲を付けていた。
「いずれも、元兵士です。練度は十分ありました。何かがあった可能性が高いと思われます。
「……明日朝早く、五人追加で調査隊を出そう。島の浅い所の調査だけでいい。無理はしないように」
ユージェニーは素早く指示を出す。その即断に文官は僅かに面食らったが、武官はすぐに胸に手を当てて敬礼し、部屋の外へと出て行った。そして、残った文官にもユージェニーは指示を飛ばし始める。
「最近島の付近を航行した船、および通りかかった水馬を探してきなさい。それから、文官たちも集合する様に」
「は、はい!」
命じられた文官はすぐさま行動し始め、ユージェニーも直近で処理を行わなければいけない書類を最優先で処理していく。彼女は何もなればいいけれどと思ったが、その一方で簡単な事件ではなさそうだと直感していた。
次の日の昼、早速調査隊が帰ってきた。だが、報告に来た武官は顔面蒼白で、明らかに尋常ではない様子だった。
ユージェニーはその武官に柔らかい口調で問いかける。
「ゆっくりでいい。落ち着いて話して」
「調査隊五名の内、二名が死亡。残り二名が大けが、一人が軽傷です」
武官のその報告に、大広間がざわつく。アンリも不安そうにユージェニーの方を見たが、ユージェニー自身はまっすぐ前を見据えて毅然とした表情だった。
「聞き取りは出来た?」
「はい」
武官は頷き、丸めた紙を取り出しそれを広げて読み上げ始める。
「調査隊五名が上陸した島は楓が主に生えている森があり、上陸地点付近に異常は無かったのでそのまま侵入。森の浅部で何らかの痕跡を探すことに努めました。結果的に発見したのは、先の調査隊の死体。それから巨大な足跡」
「巨大な足跡?」
誰かが呟くが、ユージェニーは片手を上げて今は話を聞こうと静粛にさせる。報告は続く。
「死体の回収を行うために作業を開始した直後、楓の成木が折れる音ともに、調査隊の前衛が一瞬で崩され即死、比較的森の外縁部に近かった三名が熊を視認。そのまま逃走するも、内二名が背中を切り裂かれる。しかし、森の外に出れば熊は追いかけてこず、何とか船にたどり着き、島の外で待機していた船団に回収されました」
大広間に沈黙が訪れる。
ユージェニーはその報告に頷き、続きを促す。
「続きを」
「生還した三名、特に軽傷だった一名に聞き取りを行ったところ、彼らが見た熊は、確かに我々の知る熊の特徴と一致しました。少なくとも、楓の成木を折るほどの膂力があり、人の全力疾走に追いつくほどの速力があります。証言においては人の二倍の大きさがあったとのことです」
以上です。と武官が報告を締めくくる。
ユージェニーは目を瞑って頭を掻き、それから目を開いて大広間にいる全員の顔を見ながら口を開く。
「我々の成すべきことは明確だ。熊を討伐し、死体を回収する、この二点だ。他に意見は?」
ユージェニーが目標を簡潔に述べたところで、気の弱そうな王国出身の文官が意見を口にした。
「何も討伐しなくても良いのでは?」
「人の血の味を覚えた獣は縄張りを出て人を襲い始める。故に今すぐに討伐しなければならない。これはこの島を開拓するしない以前の問題である。他の意見は?」
文官の意見をばさりと切って捨てたユージェニーの目は剣呑な色を湛えていた。それに文官達は、特に王国出身の方は一瞬体をブルリと震わせる。
「無いようだね。では、武官も呼んで作戦会議と行こう。猟師も連れて来なさい」
報告を行った武官が敬礼をして退出していく。それを確認したユージェニーは文官へと語り掛け始める。
「これはこの領初めての討伐任務で、王国の方々はこういった経験が皆なさそうなので全体で事に当たる。しかし、これ以降はここまで大規模には行わないので留意すること」
その言葉に文官は口をそろえて返事をした。
この領始まって以来初めての、戦闘による人死に。それは古参の人間にとっても同様であり、ユージェニーが落ち着いて指揮をしているから何とか統率を保てている状況だった。そんな彼らを一歩外で見ていたアンリは、自分の兄ではここまで毅然と指揮をすることはできなかったかもしれないと思った。
彼はとにかく座学に熱心であり、剣や乗馬などはあまり得意ではなかったし、興味も無いようだった。その代わりの草原の国からやって来たユージェニーなのだとしたら、この婚姻は本当によく考えられたものだったのかもしれない。
アンリが一人考察をしていると、いつの間にかやってきていた武官たちで大広間は一杯になっていた。
「報告が真実として仮定する。人の二倍の大きさの熊で、力は木をへし折るほど、足の速さは馬並みとする。どれほどの人員が必要で、どのような作戦が良いか?」
ユージェニーが武官たちにそう問いかけると、彼らの中から一人の女性が一歩前に出てきた。服装や訛りからして、草原の国の人間だろうというのは明白だったし、そもそも王国の武官に女性は存在しない。
「島に銃兵を小隊規模で上陸させ、死角を潰しつつ、森へ侵入、遭遇した熊を斉射で射殺。ではどうでしょう。報告が不透明なため過分な戦力で確実に仕留めた方がよいと考えます」
「他の意見」
ユージェニーが彼女から視線を外す。すると、次は王国人らしい武官が発言する。
「相手は獣です。猟師に全面的に任せた方が良いと思います。猟師殿、貴方ならどうするか?」
「お、俺っちなら、徒党を組んでじっくり待つ。待ちます。罠はちょっと効きそうにも無いんだで」
話を振られた猟師がしどろもどろになりながらそう答える。領内で銃の所持や森に入ることを許されているのだから、そう緊張しなくてもいいのにとユージェニーは思ったが、それは無理な注文だろう。
その後も議論が重ねられ、最終決定された作戦は武官と猟師がともに提唱した数で押す戦術だった。
五人の猟師に加えて十人の銃兵によって構成された特別な隊はその日のうちに何度か演習を行い、その間は水馬に乗った兵士が件の島の周りを昼夜関係なく監視し続けた。
そして、結局、その作戦は失敗に終わった。
猟師は無事だったが、殿を務めた銃兵の半数が死亡するという、凄惨な結果に終わった。
その結果を受け、またも大広間に全員が収集される。部屋は異様な雰囲気に包まれ、畏れと怖気に満ちていた。そんな中で、生き残りに行われた聞き取りの報告が続けられる。
「報告では、弾丸を受けても一切傷つかず、怯まなかったそうです」
その報告に誰ともなく「バケモノだ」と声が漏れ出た。中には顔を青くさせ震えて祈る者すらいた。武官からの報告が終われば、次は文官の男が発言する。
「私からも。市井に今回の討伐失敗の噂が出回っています。民は恐れ、中には力試しと称して島へ行こうとする者も出る始末です。無鉄砲な輩は私の方で一旦牢へと入れました」
「それでいい」
ユージェニーは報告に頷き、努めて冷静な表情と声色で会議を進める。
「原因は何と考える?」
その問いかけに答えられる人間はいなかった。しばらく待っても何も意見が出来なかったのに対し、彼女自身が一つの考えを示した。
「では、前提が間違っていたという事だ。ただの獣ではなかった、熊ではなかった、その可能性が高い」
「確かに、水馬だっているんです。その可能性は高いかもしれない」
「そうだ。そうに違いない。やはりバケモノだったのだ」
ユージェニーの考えに次々追従していくが、その傾向があまりよろしくはないと感じた彼女は、一際大きな声を上げてそれを咎める。
「恐れるのは良い。未知とは恐ろしいものだ。だが、主観と感情で影を見つめて必要以上に相手を大きくしてはいけない。未知を未知のままにせず、それを暴いてやろう」
体の前で拳を握って短い演説をしたユージェニーによって、部屋の中に蔓延していた異常な雰囲気がわずかに緩和される。そして、ユージェニーは一旦空気を入れ替えようと言い、自ら窓へと寄り、それを大きく開いた。
開いた窓から吹き込んできた春風と、いつもよりも活気が無い街の音。
街行く人々の元気のない様子にユージェニーが少し辛い表情をしていると、彼女の隣に一人の女性が立つ。
アンリだった。
彼女は僅かに緊張した雰囲気でユージェニーへと語り掛ける。
「ユージニア様」
「どうしましたか?」
「確認したいことがあります」
「確認したいこと?」
思いがけない人からの声掛けにユージェニーは雰囲気を柔らかくさせながら首を傾げた。すると、アンリは懐から、銀色の細くしなやかな鎖の先に六角形の透明な水晶の付いたもの、ペンデュラムと呼ばれる魔道具を取り出した。
「地図を広げてください」
「地図を広げるぞ」
アンリのその言葉に、机の上が片付けられ、現状作られた最大の地図が広げられる。その前にアンリが立ち、右手に銀色の鎖を持ち、水晶を垂らす。まず初めに六角形の先が今ユージェニー達がいる屋敷の当たりに真っすぐ下ろされた。
「これは大きな“力”の固まりを探す術です」
そう言いながらアンリは右手をゆっくりと動かしていき、その水晶の先で順番に地図の島々を指し示していく。
すると、水晶は徐々に円を描くように動き始める。その動きは実に滑らかだった。
「この地は力の流れが非常に澱みなく滑らかです。だから、水晶は真円を描く」
そう語りつつ、アンリは徐々にペンデュラムを件の島へと近付けていく。すると、その真円にゆがみが生じ始め、島へと引っ張られるように楕円を描き始めた。それを確認したアンリはそのまま島の真上へと右手を持って行く。
すると、ペンデュラムの揺れは徐々に収まっていき、その島の中心より僅かにズレた場所を指し示した。その上、そのペンデュラムの先はゆっくりと、動き続けては止まりを繰り返し始める。まるで、そこに蠢く何かがある様に。
アンリは目を瞑り、集中する。
「ここに大きな力の塊がある……。それも強い、原始的で、恐ろしいもの……力そのもの」
やがて彼女は目を開く。
「これは、魔の物です。獣ではありません」
アンリの宣言に部屋中の人間が呻く。
魔の物、それはアンリの言う通り力そのものだ。力とは自然であり、その土地そのものでもあり、時には人々の感情でもあった。人々が敬うなら祝福をもたらし、恐れるなら災禍をもたらすものだ。
ほとんどの場合、後者であり、今回など、この部屋の人間のみならず領中が怖がっている。ならば、いかほどの災禍をもたらすのだろうか。
今から祭ればどうにかならないか、ユージェニーは一瞬考えた。しかし、すぐに頭を振った。最初から調査隊に襲い掛かったのだ、皆がこの新しい土地に無意識に恐れを抱いていたのだ。
なら、やることは決まっている。
「さあ、正体が分かったんだ、これからどうするかを考えようじゃないか」
「それは……」
ユージェニーが手を打ち鳴らし、そう言うものの皆の顔は晴れない。アンリもペンデュラムを纏めながら沈んだ表情をしつつ言いよどんだ。その僅かな沈黙を破ったのは、女の武官、つまりユージェニーと故郷を同じくする者だった。
「シフなら分かっておいででしょう。魔の物と対抗するのならば、シフ自身の手で何とかしなければいけない」
「……そうだね」
ユージェニーはそれに頷くと、盛大なため息をつきながら椅子に乱暴に座る。
魔の物は土地そのものだ。だからこそ、その土地を自らの手で治めたいのであれば、その本人がその魔の物を征服しなければならない。そうでなければ、土地からは認められず、魔の物は永遠に人へと牙を剝き続ける。
魔の物に平伏しないのであれば、滅ぼすしかない。
それが世の理だった。
ユージェニーは誰よりもそれが分かっていた。これでも、この領地を収める人間だ。
「弾丸は駄目だよね。なら、槍だな。槍しかない」
そう呟くのに、誰も意見することができない。
「明日一日は体を清める。明後日、征伐に行こう」
ユージェニーのその決定に誰もが頷くしかできなかった。
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