第3話図書館

午前5時45分


「ただいまー!」


お兄ちゃん起きてるかな


「おかえり」


お兄ちゃんがご飯を作っている


「今日のご飯は何?」


「ソーセージと白米だよ」


「今日も同じご飯ー?」


「・・・ごめんな」


お兄ちゃんが悲しそうな顔をしている。言い過ぎちゃったかな?


「ここな、このご飯好きだからいいよ!」


「気を遣わせてごめんな」


お兄ちゃんは悲しそうに笑いながら、私の頭を撫でる


「えへへ」


「ご飯を食べたら図書館に行こうか。お兄ちゃん8時までは一緒に居れるから」


「急いで食べないと!」


「ゆっくり食べな」


お兄ちゃんは優しく笑っている


午前6時00分


「ごちそうさまでした」


「お皿洗うから少しだけ待っといて」


何をしようか


ーーーーーーーーー

お母さんを観察する

ーーーーーーーーー


お母さんを観察しよう!


「・・・・」


「・・・・」


お母さんは椅子で寝ているみたい。ピクリとも動かないや


次は何をしようか


ーーーーーーーーーー

お兄ちゃんを観察する

ーーーーーーーーーー


お兄ちゃんはお皿を洗っている


「・・・・」


「心菜?」


「見てるだけだよ」


「・・・そうか」


お兄ちゃんはお皿を洗ってるだけで、面白いことは起きない


「よし洗い終わったぞ」


お兄ちゃんが手を拭きながらこちらを見る


「図書館!」


「分かってる。歩いて行こうか」


図書館に行こう!


午前6時35分


「こんにちは!」


図書館のおばちゃんに挨拶をする


「うん?心菜ちゃんか。今日は何をお探しに?」


「卵の本を探しに来た!」


「・・・最近道に卵を落ちてるのを見つけて、そこで卵の存在を教えたんですが、、」


「知りたくなっちゃったか。小さい頃はそんなものだよ」


「どこにある?」


「あっちの方にあるよ」


「ありがとう!」


「おばちゃんはお兄さんと話すことがあるから、お兄さん借りるね」


「分かった」


卵の本はどこかな


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知りたがりの少女と謎の卵 kuro1231 @kurosiro1231

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