井戸端じぇったさま
こんにちは。
うわ、どうしよう、前半の柳田先生の気持ちが、すごく良くわかってしまいます……。
そう思ってしまうことと、それに即して行動するようになることとはまた別なのかもしれませんが、こういう葛藤に追い込まれる教師がいるという状況にも、構造的な問題の芽があるのでしょうか(自己擁護?)
作者からの返信
やりがい搾取とも言われる教師の過重労働については、実は修正前はもんのすごく長々と書いてました。先生方の気力を奪っていくいまのシステムはおっしゃる通り大変な問題だと思います。
今回の舞台となっている中学校は、特に人員不足が顕著だと聞きます。個人的には「教師はかくあるべき」という固定観念が教職員の過重労働や不足を生み出してるんじゃないかと思ってるんですが、実際はどうなんでしょう?
みんながみんな熱血になれるわけでもないし、夜廻ができるわけでもない。教師になると自分を投げ打って生徒に向き合う事を期待されますが、そうしたら個人の生活や人生はどうなるんだって話です。それが出来ないなら教師になるなと言うのなら、誰も先生なんてなりたがらないでしょう。
もっと休んで良いやん!もっと残業代出てもいいやん!もっと分業が進んで、働きやすい環境作らないかんやろうもん!そう思いつつもなかなか実現に至らない理由の一つが、過大な期待と思い込みだと思ったりします。
「教師はこうあれ」というのは「男はこうあれ」「普通はこうあれ」と似た問題をはらんでいるような気もします。ただ、教師はあくまで職業なので、選択は自由です。「女にならない」という選択と「教師にならない」という選択は根本的に違うし、教師になるからには最低限の役割や役職は遂行してもらう必要がありますし、その「最低限」がやたら高いレベルなんじゃないのとか、だったらそれなりの給料じゃないと人が集まらないだろうとか、つまりそのー、難しい!たぶん少年探偵に解決させるには荷が重い問題です。
このシリーズは子供と大人の分断を埋める事をテーマにしてるので、あんまり盛り過ぎるのもなーと考えて現在の内容に落ち着かせました。
実のところ削った大半はまさにそこの部分で、本作の前半では榛菜ちゃんと伊良部先生、伊良部先生と大久保先生のやり取りがあり、先生は大変だねとか、伊良部先生も昔は大学を燃やしかけましたねとか喋ってました。
このことについては後でちょこーっとだけフォローする形で触れます。
実際の教育現場で働いている方々には頭が上がりません。
柳田先生……当初は悪代官のような分かりやすいキャラクターなのかと思ってましたが、うぅん…私の両親も教員だったので、柳田先生の気持ちが分かるような〜💦
何だコンチクショー、と思いたいのに何故か柳田先生にも同情してしまう、ここらへんのキャラクターの描き方はさすがです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!そして、もしご不快な思いをさせてしまってたら本当すいませんorz
現場で頑張ってらっしゃる先生方には本当に頭が上がらないです。
簡単に言うことは出来ないとは思うんですが、柳田先生みたいに疲弊した人も居ると思います。身近で教職を離れた人もいたりして、少しそういう要素も足したりして……悪役を被ってもらった形です。
本当に、大変なお仕事だと思います……