メッセージのログ②
日日日:今日、西海中学に行ってきた。
流:昨日の今日でもう学校行ったの? 流石だね
日日日:茶化さないでくれ。正直なところ、疑問だらけだ。犯人当てゲームはともかく、何故やってもないのに自首したんだ? 誰かを庇っているってことなんだろう? だとしたら、犯人を当てさせること自体がナンセンスなんじゃないか? 僕が犯人を見つけたとして、学校側に真相を話したらどうするつもりなんだ? やっぱり、助けが必要なんじゃないか?
流:質問が多い! 本当ならもう出題したからヒントは出せないけど、でも、一個だけ回答、というかお願いしたい。もし犯人を見つけても、学校には言わないで欲しい
日日日:なるほど。では、僕がこのゲームを無視したらどうなる?
日日日:健流?
流:そうしたら、ちょっと残念かもしれない。僕はこのまま一ヶ月自宅謹慎をして、ちょっと気まずい顔をしながらまた学校に行く。前期試験を受けることはできるけど、内申点には響くだろうな。内部進学できるし別に構わないけど。でも、確かに僕もよくわからないことがあって、それが謎のままになってしまう。そこは残念だ。
日日日:じゃあ、素直に協力しあえばいいじゃないか。
流:それじゃあ情報が
日日日:自分の成績に関わるのに、ずいぶんと呑気な話だ。
流:おや、晶くんが成績表なんか気にしているなんて意外だな
日日日:痛いところを突いてくる。私立と違って公立は内申点を稼がないといけないんだ。僕も中学生になったってことさ。でも、この勝負は継続しよう。
流:ありがとう。やっぱり君は変わってないよ。いいね
日日日:褒めても何も出ないぞ。豪華景品はちゃんと用意しといてくれ。
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