第5話 「文明開化と個人の自主独立こそ国家独立の土台」

「自主」とは

  他人の保護や干渉を受けず、独立して行うこと。

  福沢諭吉著「文明論之概略」1875年(明治8)刊

  「文明開化と個人の自主独立こそ国家独立の土台」。

(広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店)


注:

 この章、最後のあたりは、重複して主張を述べている部分がありますが、勢いで書いたので、そうなりました。後日、修正するつもりです。


  彼ら慶應義塾高等学校野球部の標榜する「自分の頭で考える」「常識を疑う」という、福沢諭吉の目指した「自主独立・自主独往」の精神こそが、「監督」「地元の応援」「マスコミの煽り」「高校野球連盟の呪縛」によってがんじがらめになっている、現在の高校野球児たちのみならず、すべての日本の若者の精神を正常に開放化させる、唯一の処方箋ではないだろうか。


  学校組織の手先となった監督の指導という圧力、「地元商店街」という応援の形をした圧力、同級生・校友という同調圧力(他と調子を合わさせられる。他人の主張に自分の意見を一致させられる。)。

そしてなによりも、韓流マスコミの作る、「薄っぺらで安物の常識」という圧力(忖度なんて言葉を辞書で見つけ出して彼らは使っていますが、はやい話が、2,000年間続いた韓国(百済・新羅)の奴隷制度を目指しているだけのこと。日本人と韓国人はまるで違うのだから、韓国のような奴隷社会になんかならない、というのに。)


そんな各種圧力から、自らの意志と行動で解放され、真に自分が楽しめる野球を追求した今回の慶応ボーイたち。

慶應義塾高等学校野球部の目指した優勝とは、学校や監督や地元商店街の為のものではない。自分たちの頭で考え行動することで、真に個人の中で野球を楽しむという思想を、全員による優勝という形で実証しようとした。優勝旗以上に、優勝することで、自分たちのポリシーが正しかったと世界中の人間が認める、ことに意義があったのです。


甲子園で優勝したということを、アフリカの原住民にとって「価値がある」ことだと理解させるのは難しいが、「自主独立・自主独往」の精神で日本一になった(心の独立を勝ち得た)、と言えば、(宗主国によって政治・経済・文化、全てにおいて雁字搦めなっている)彼らをして「ホンマかいな」という強い関心を抱かせることができる。甲子園優勝という特殊事例が世界に通用する普遍的真理となるのです。



◎ 他の3,485校は本当に野球を楽しんだのか ? 


マスコミに踊らされ、地元に乗せられ、学友・校友におだてられて、「優勝を目指して汗水流す好青年たち」「甲子園で負けて泣きながら砂を集める若人」という「芝居」を演じていたにすぎないのではないか。


「自主独立・自主独往」の精神がマスコミのプロパガンダに踊らされた3,485校の高校に勝った。「これだ、これがオレの本当の野球だ。これがおれの真実の姿だ。」という、境地・境涯に行き着けたという意味での優勝とは、慶應義塾高等学校野球部だけだったのではないか。

もし、彼ら慶應義塾高等学校野球部員たちが甲子園で負けても、「砂を持ち帰る」なんていうステレオタイプの演技をすることはなかったのではないか。


「慶應義塾高等学校野球部」若しくは「慶應義塾」が優勝したというよりも、「慶應義塾の自主独立・自主独往」の精神が、日本一となった。  

「エンジョイ・ベースボール」を現実に実行できたのは、「自主独立・自主独往」の精神があったからなのです。

その意味で、慶應義塾高等学校野球部の甲子園優勝とは、「世界的な事件」といえるのではないでしょうか。世界中の「自主独立・自主独往」を求める人々にとって、大きな意味があるからです。

「甲子園優勝」なんて、世界中の人にとって、大した意味は無い、全く無意味とも言えるでしょう。しかし、「自主独立・自主独往」の精神が(3,486校が参加する全日本の高校野球選手権で)日本一となった、となれば、(まともな人間であれば) 誰もが注目する。


ガラパゴス的なものの見方しかできない韓流マスコミによって、韓流支配の小さな日本しか見れないようにされてしまった日本人。「甲子園優勝」なんて、エスキモーにとって・アフリカの原住民にとって何の価値もない。そんなものを人生最大の勝利、人間として最高の栄誉だと、韓流マスコミによって勘違いさせられ、踊らされる日本人の若者たち。

  そんな韓流のアホな価値観をぶち破ったのが「慶應義塾高等学校野球部の甲子園優勝」なのです。


「慶應義塾高等学校野球部の甲子園優勝」とは、「自主独立・自主独往」の精神が、国家やマスコミによるプロパガンダ・洗脳に打ち勝った、ということ。

高校生が高校生らしく、自由で伸び伸びと野球というスポーツを自分の目で見、自分の頭で考え、自分の心で楽しんだ。自分の頭で考え・自分の価値観で物事を見て・自主的に行動した。部員100人一人一人の個人的な行動が一本の矢となって一体化した。

  「自主独立・自主独往の精神」が勝利したという事実には、マスコミに踊らされただけの「仮想の甲子園優勝」には無い意義と価値を見ることができる。

  日本に於ける韓流政治家や韓流マスコミの商業主義的な嘘に欺されず、自分たちの頭と心で真実を追究した。まさに「韓流バカの壁」をぶち破った、画期的な勝利でした。


● 「国家や日本野球連盟なんていう権威」に欺されず、

● 「地元の応援という擬似的な愛郷心・同級生や校友たちの一時的な愛情や声援」に振り回されず、

● 「監督という英雄を崇拝するカリスマ支配」に陶酔せず、


あくまでも、


○ 自分の目で見て観察し、

○ 自分の頭で考え・分析し、

○ 自分の心で感じ、

○ 自分の意志で行動する。


個人それぞれが自分らしく楽しみながらも、甲子園優勝という目標に向けて部員・監督・コーチ100名以上の人間が一体化する。個人の自由(自主独立)と全体の協調による前進が見事に一致することで、3,486校の頂点に立ったのです。


  韓国脳に引っかき回されてグチャグチャになってしまった日本人の精神を、これから先の未来で生き返らせる唯一の「意識改革の処方箋」が「エンジョイ・ベースボール」という言葉の裏付けとなる「自主独立・自主独往」の精神。

自分という人間の一生をとことん自分流にエンジョイする「エンジョイ・人生」とは、この精神を貫くことではないでしょうか。


2023年9月18日

V.1.1

2023年9月19日

V.2.1

2023年9月20日

V.3.1

平栗雅人

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