修行の日々


僕の名前はカナタ。エルズ王国の端の方にある村に住むもうすぐ7歳になる平民だよ。ある日森で魔物に襲われてカイ師匠に助けられ、英雄になることの意味をおしえてもらい弟子にしてもらったあの日からほぼ毎日休みなく鍛えられてきた。走って、筋トレして、食って、剣術を学んで、

カイ師匠にボコされて……ハァ。まぁそのおかげで同じ年代の人には負けないと思うし、村の大人の人たちにも勝てるようになったから嬉しんだけどね、強くなりたいって言ったのは僕だから良いんだけどね!普通ならね!心折れてると思うよ!


「そう思いません?カイ師匠?」


「はぁ?急に何言ってんだよ。さっさと修行の続きするぞ。」


 やはりこの人には常識が少々欠けているのかもしれない


「僕も早く魔法使えるようになりたい。」


「お前ももうすぐ7歳だろ?もう少しの辛抱じゃねえ か。」


「光魔法の適正があったら良いなぁー。」


「まぁ今気にしてもしゃあねぇからさっさと模擬戦の続きやるぞ。立てー。」


「模擬戦?今やってるのってボコされる練習じゃないんですか?」


「それはお前が俺より弱いからだろ。ボコされたくないなら強くなれよ。」


「経験も生きてる年数も違うじゃないですかー」


「あ?俺がジジィって良いてえのか?」


「そうじゃないですよ。僕より長い時間修行してたくさん経験積んでるってことですよ。」


「ふ〜ん、なら良いか。それよりさっさともう1戦やるぞ。今日はこれで終わりだ。」


「本当!やる気でてきた!絶対に勝つぞ!」

これで今日は終わり!この後はハルカと遊ぶ予定だからね勝ってハルカに自慢すふんだ!

…………案の定ボコボコにされました。


 あとがき

次回はカナタ君とハルカちゃんの魔法適正を計りにいきます。

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