遭遇

「キャーーーー!」


……!この声は!ハルカ!!なんでこんなところに

クソッ……!悲鳴は近かったはず、何処にいるんだ


悲鳴が聞こえた方にひたすら走った

5分程走ったらハルカが草むらの中に身を潜めていた


「ハルカ!大丈夫か!」


「カナタ!しっ!大きな声を出しちゃダメ!気づかれちゃう!」


 とりあえずハルカと一緒に草むらに隠れた


「ハルカはなんでこんなところに来たんだ?」


「カナタが勝手に走っていくからでしょ!?」


「ごめん……」


「とりあえず日が暮れる前に帰らないと」


「そういえば悲鳴を上げてたけどなにかあったの?」


「でっかい熊の魔物が出たのよ。先は運良く逃げきれたけど暗くなっちゃったら逃げれないと思う。」


「そっか……ごめん」


「何があったか後で聞くとして今は大人の助けを待ちましょう」


「うん」


 熊の魔物に見つからないように2人で息を潜めた


 ドスン…ドスン


 近くで何かデカい獣が歩く音がする


「ガァァァーーーーーーーーーーー!!!」


 ……!


「カナタ…」


「ハルカ…」


 ハァハァ……早くどこかに行ってくれ!


 ドスン……


 熊の魔物が近くで止まった


 ……!!!見つかった!今絶対目があった!


「ハルカ!逃げるぞ!見つかった!」


「……!うん!」


 ハルカの手をとってひたすら街の方に走りだした


「誰か!助けてーー!ハァハァ……」


「ハァ…ハァ…」


 ハルカの体力がもう限界に近い……

このままだと追いつかれる!どうにかしないと!


「キャッ!」

 

まずい!ハルカが木の根に引っ掛かってこけてしまった!

まずい、このままだと追いつかれる、どうすれば?


「私のことは置いてカナタだけでも逃げて!」


「……!」


 俺は何のために今まで鍛えてきたんだ!英雄になるためだろ


「化け物こっちだ!」


俺は熊の魔物に向かって石を投げつけハルカと離れる様に走った。案の定あいつはこっちに狙いをつけた。これならハルカを助けられる。


「ガァ!」


 ……!速い!避けられない!


「カハッ」


 ドゴーーーン!


 タックルされて吹き飛ばされてしまった

 魔物がハルカに近づいていった


「やめろ…ハルカに手を…だすな!」


 体が動かない……、俺のせいでハルカが……


 

あとがき

すみません。忙しくて投稿が遅れました。金土出せなかった分今日2話明日も2話更新するので許してください。それでは次回絶体絶命のカナタとハルカは助かるのか!?

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