第4話お姫様?
「おい、ここってどこなんだ?」
「僕のお家だよ」
「それより、聞いてほしい事があるんだ」
顔を赤くして真剣な表情をしている生花なんて見たことないぞ?
「僕君のことが好きなんだ、小さい頃からずっと君のことを思ってた」
そう言って顔を赤らめている生花は王子様というよりは、物語のお姫様のように可憐で誰よりも美しかった、、
「返事、聞かせてもらえないかな?」
仕草一つ一つが美しく、今までなぜ王子様と思っていたかわからない程の美少女がそこには居た
「俺もずっと好きだった、生花の事が好きだ」
「!!よ、よかった、ずっと友達だと思われていたかと思ったから」
そう言って目を赤くしたお姫様はとても可愛く、気づいたら抱きしめられていた
「これからよろしくね、私の彼氏くん」
「一生離さないよ♥」
そう言い終わると口移しで何かを飲まされ意識が遠くなっていった
「起きて、起きて、薬の分量を間違えたかな?」
「ここは、どこだ?」
「あ、起きた、ごめんね薬の量間違えちゃった、 体重くない?」
「薬?、どうして、まさか!」
体を起こし体中を見てみてもどこにも拘束はされていなかった
「監禁されると思った?もう、僕は君の彼女なんだから、そんな事しないよ」
「じゃあ何でこんな事を?」
「ごめんね、まだ君には話せない、でもいつかは話すからそれまで待ってて」
「ああ、わかった」
「ありがとう、それよりお腹空いたよね、今
ご飯持ってくるから待ってて」
そう言ってドアを開け生花はご飯を取りに行った
「それにしても、デカイ寝室だな」
そこは、リビングと言われても大きすぎるほどの広さの寝室だった、生花はお嬢様ってのは知ってたけどここまでとは
「おまたせ!一応病み上がりだからお腹に優しい物作って来たよ」
「ありがと、気遣ってくれて」
「いいさ、僕は君の彼女だからね!」
本当に俺にはもったいない彼女ができたな、
そういえばなぜ俺が死に戻りしていることに気づいていたんだ?
「なあ、なんで俺が死に戻りしていることを知っていたんだ」
「!!そ、そんなことよりご飯はどう?こういうの初めてで上手にできたかわかんないから」
「これ初めて作ったのか!めちゃくちゃ美味しいぞ」
「よかった、君に食べてほしくていろんな料理してみたけど、今回は初めて作る料理だから」
地獄みたいな生活をおくってきたけど今は幸せだな、
「!!どうしたの!」
「え?」
「だって君泣いてるから」
「大丈夫、大丈夫、ここには私と君しかいないから安心して」
俺は生花に抱きしめられながら泣が枯れるまで生花の胸で泣いた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます