第3話 2人目

目が覚めた、

やっぱり死ぬと時間が戻るようだ

ドアがノックされ看護師さんが来た、慌てた様子で病室から出て医師を呼びに行った、

このままだと唯華が来てしまう


「まずは逃げるか」


唯華が来る前に窓から飛び降りた、


「まずは病院を抜け出さないと」


「だけど、あの怪物から隠れる場所が思いつかない」


「こっち!」


綺麗な透き通るような声が聞こえた、

そこに居たのは、物語に出てくるような王子様が居た


「早く!あの女が来ちゃう」


この王子様は、生花(せいか)と言う歴とした女だ

その証拠に胸部には常人の2倍はあるデカイ物がついている。

なぜ名前を知っているかと言うと、俺の幼なじみだからだ


「こっち!」


生花は信頼できる奴だ

昔家が近く、よく公園で遊んでいた。

だが、何で唯華を知っているんだ?


「ここまで来たら安全だよ」


「はぁはぁ、何で、唯華を、知っているんだ?」


「君のことなんだから当たり前じゃないか!」


結構走ったが息一つ乱れていないな、生花は

まあ、元々こいつは運動が得意だったからな


「君を助けるの遅くなってごめんね」


「本当に逃げ切れたのか?」


「うん、 やっと彼女の行動を読めるようになったんだよ」


「ごめんね、70年も待たせて」


「なんで、俺が死に戻りをしたのを知っているんだ?」


「海が死に戻りするのは元々わかっていたんだ、ただあの女は予想外で君を取られてしまった、」


「謝っても許されない事なのはわかっているけどこれからはちゃんと君を守るから、側にいてほしい」


「謝らないでくれ、本当は男の俺がしっかりしていなきゃいけないのに、、」


「そんな事ないよ!海は悪くない、あの女が僕の海を傷つけたんだから、、」


「でも、もう大丈夫!海と暮らす準備は整っているから!」


「暮らす?誰と?」


「え?私以外いないだろ」


何言っているんだこいつは?


「いや、だめだろ男女がひとつ屋根の下は」


「海が、ぼ、ぼくを、女って」(ボソ)


「と、とりあえずついてきて、ここも危なくなってきた、早く車に乗って」


車で3時間くらい移動した、その間生花と他愛のない会話をしたが外にいた時間よりも監禁されていた時間のほうが多かったからか、あっという間に時間は過ぎていった


改めて見ると、長いまつげにモデル並みの体型見る者全てを魅了する容姿、こいつ本当に綺麗だよな


「どうしたの海?顔が赤いよ?」


「いや、それは、その、、」


「もうちょっとかな」


「何がもうちょとなんだ?」


「ああ、もうすぐ目的地に付くという意味だよ」


「ほら、話している間についたよ」


そこには物語に出てくるような立派な城が立っていた























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